第51回気象予報士試験 実技1 問4

第51回気象予報士試験 実技1 問4(1)

① 温度移流

これは簡単ですね。
文章を読んで、問題箇所の図をピックアップするとこうなります。

高度とともに時計回り=暖気移流、反時計回り=寒気移流

覚えやすいのは『6時から9時まで進む暖気移流』ですから、ご覧ください。

② 風ベクトルの差

ちょっと分かりにくいんだけど、温度風の求め方のことなんですね。

最下層で北東25KT、高度3kmで南南東35KTの風記号を使用して、作図して長さを図ります。
風の記号から角度を移して、25KTを25mm、35KTを35mmとして三角形の長辺の長さを測定します。

こんな図になり、長さは45mm程度なので、答えは『45』ノットです。

③ 雲の種類

降水量が大きく風が強い気象現象を運んでくる雲といえば、『積乱雲』でしょう。

十種雲形とは次の10種です。

  • 上層雲(3種) 巻雲、巻積雲、巻層雲
  • 中層雲(3種) 高積雲、高層雲、乱層雲
  • 下層雲(4種) 層雲、積雲、層積雲、積乱雲

このような降水を伴うとすれば、上層雲はまず関係ありません。
羊雲やいわし雲の下で大雨が降るなんてあり得ませんからね。

更に、中下層雲でも層雲系は荒れた気象とは無縁ですから、対流雲の下層雲が対象にになります。

すると、積雲と積乱雲しかありません。
高度4kmまで影響を及ぼしているとなると必然的に、積乱雲になりますね。

④ 防災上注意すべき現象

降水現象を除く防災で注意すべき現象って。
降水現象を除いたら、気象現象としては、風、雷、気温(高温、低温)、波あたりでしょうか。

9月ですから猛暑や極寒の気温要素は関係ありません。
陸上では波も関係ありませんね。

すると、風か雷ですが、風の被害で低気圧通過と関連する警戒すべき現象といえば、『竜巻』でしょうね。

模範解答では、『雷』と『ダウンバースト』も正解にしています。
おそらく『突風』も正解扱いにあると思います。

⑤ 右か左か

風向が北東から北西に回転しているので、厳原は低気圧通過の『左』側ですね。
『台風の左に立てば左巻き』を参照してください。

⑥ 左右判断の理由

風向の変化が左巻き(反時計回り)であることを説明すればいいわけですね。

『北北東の風が反時計回りに変化した。』(17字)
あれれ、30字指定に対して17字では短すぎますね。

なにを追加すべきなのでしょうか。
変化した結果の風向を加えてみるか。
無理に引き伸ばした感じですが、こんな文章にしてみました。
『風向が北北東から反時計回りに変化して北西に変わったから。』(28字)

模範解答はこうです。
『風向が北北東から北西へ反時計回りに変化しているため。』(26字)

ま、解答文としては、合格点でしょう。

第51回気象予報士試験 実技1 問4(2)

『北北東』

31日21時から1日9時までの低気圧の移動は下図の矢印です。
1日4時の発表であれば、下図の青い矢印の中央良いやや上部辺りなので、進行方向は矢印の方向そのままで良いでしょう。

『不安定』

これは、何も考えなくても答えられるでしょうね。

『90』mm

10分間雨量の多い時間帯の6本分を足し算すれば、時間雨量になります。

8+12+18+26+12+14=90

④ ⑤『低地の浸水』『河川の増水』

『積乱雲では落胆と』の呪文で『家庭崩れ』を思い出せば答えられます。

すなわち

  • 河川の増水
  • 低地の浸水
  • がけ崩れ

ですが、土砂災害が例示されているので、残りの2つを書けば良いのです。

模範解答

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