第55回気象予報士試験 実技1 問2

第55回気象予報士試験 実技1 問2(1)

低気圧中心位置は、L字スタンプの中央一です。

移動方向は、下図の赤い矢印で『北東』です。

移動速度は、上記の計算通り『45』ノットです。
この速度計算は『ノットものさし』を使うことによって、計算無しで求めることができます。
詳しくは、下の動画でご覧ください。

地上の低気圧中心は下図の赤マルの位置ですから、高度を追いかけると『5620m』になります。

第55回気象予報士試験 実技1 問2(2)

第55回気象予報士試験 実技1 問2(3)

第55回気象予報士試験 実技1 問2(4)

第55回気象予報士試験 実技1 問2(5)

巻末

解説動画のご案内

【第55回気象予報士試験 『実技1』 解説動画】があります。
問1、問2、問3を全部含んでいます。

解説動画とサイトの解説記事は次のように使いわけてください。

サイト解説記事は、基本的な答え合わせ
解説動画は、背景にある技術や情報を含めた授業

恐縮ですが、めざてんサイトの運営費に充てるために有料設定(300円)にしています。
動画撮影に使用したスライドも同時に公開しています。
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無料サンプルもありますので一度ご覧ください。
リンクはこちらです。
【第55回気象予報士試験 『実技1』 解説動画】(300円)

模範解答

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コメント

  1. 辰巳 より:

    北上大さん、お世話になっております。
    (1)のマル2についての質問です。
    この問題では500hPa高度の高度の下降量と地上での高度の下降量を対比していますが、そもそも静力学平衡の式から気圧が下降する場合は高度は上昇するのではないかと疑問に思いました。
    何故地上気圧が下降する場合にも高度の下降を考えているのでしょうか。

    • 北上大 より:

      辰巳さん、こんにちは。

      >気圧が下降する場合は高度は上昇するのではないか

      これは大きな勘違いをしています。
      もしそうなら、高層天気図で等圧線の代わりに等高度線が使えなくなってしまいます。

      わたしのビデオ解説『高層天気図ではなぜ等高度線を使うのか』をご参照ください。
      https://kishoyohoshi.com/archives/19415.html

      • 辰巳 より:

        お返事ありがとうございます。
        理想気体の状態方程式から等圧線が等高線と同じように扱えるというのは理論的に理解していますし、今回の問題もその通りだと言われてしまえばそれまでなのですが、台風の吸い上げ効果を計算する場合ですと、地上での気圧の下降量から海面の上昇を計算しますよね。
        今回の問題は何故それと同様に回答してはいけないのかが気になって質問させて頂きました。
        500hPa高度に関しては等圧面上で高度差(m)について議論しているので理解できるのですが、地上付近では異なる圧力面で異なる高度について議論しているのでイマイチ理解できていません。
        理想気体の状態方程式でどの状態量を一定として扱って良いのかについても教えて頂きたいです。
        長々と申し訳ありません……

        • Prometheus より:

          横から失礼します。

          吸い上げ効果による海面上昇については、こういう説明はいかがでしょうか。

          例えば海中の適当な深さ(海面から測った深さではなく固定された水平面からどれだけ低いか)での圧力を考え、台風の中心A点と周辺のB点を比べます。
          A点の下の海中でもB点の下の海中でも、パスカルの原理により同じ深さでは同じ圧力になる筈です(もし圧力が違っていたら水平方向の流れが発生し同じ圧力になるようにバランスします)。

          一方、これらの海面下の各点の圧力は、それぞれの点の上に存在する海水の層による重さと、その上に存在する空気の層の重さが足し合わさったものです。
          だとすると、海面ではB点に比べA点の方が気圧(=空気の層の重さ)が小さいため、海水の層の重さはB点に比べA点の方が重くないとバランスがとれません。つまりB点に比べA点の海水の層が厚くないといけない訳で、従って海面もB点に比べA点の方が盛り上がってないといけません。

          文章だけになってしまいましたが、説明に従って簡単な図を描いてみれば理解が深まると思います。

          対比してまとめるとこうなります。

          大気
          ・等圧面の気圧は水平位置が違っても同じ
          ・大気は圧縮性である
          ・密度は水平位置や高度により異なる場合がある
          ・地表の気圧は(同じ標高であっても)水平位置により異なる場合がある

          海水
          ・海面の気圧は水平位置により異なる
          ・海水は非圧縮性である
          ・水平位置や深さによらず密度は一定
          ・海中では深さ(固定された水平面からの深さ)が同じなら水平位置によらず圧力は同じ

          • 北上大 より:

            Prometheusさん
            ありがとうございます。

          • 辰巳 より:

            Prometheusさん、お返事ありがとうございます。
            吸い上げ効果の原理についてのご説明とてもわかり易く納得できました。
            地上気圧の下降に伴う高度の下降も自分なりに考えた結果理解できましたが、問題としてこのシチュエーションは「地表面の下降による結果」の地上気圧減少と捉えて良いのでしょうか。
            イマイチ設問の時の実際の環境のイメージがつかなかったんですがこの認識で合っていますでしょうか。

  2. 速水重利 より:

    問2の(5)ですが、第54回実技2の問2の(4)と
    殆ど同じですね。前回、北上大さんが、解説してくれた温暖前線の書き方も同様で、過去の問題も丁寧に 本質を体得するのが重要と改めて感じました。
    又、前線の通過問題は、苦労しますが、移動速度を弱める寒気ではシアラインの北にある、Cのマークをどのように理解するかも重要に感じましたが、難しいです。
    でも、動画の立体的な図は。傑作ですね。記憶します。