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このトピックには12件の返信が含まれ、1人の参加者がいます。5 日、 8 時間前に とうり さんが最後の更新を行いました。
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とうり新たな定義が今後導入されるのでしょうか。850hPa では、-6℃が雪の目安(めざてんでも記載)となっています。今回、1984年と同程度の寒さ、-24℃。北海道に流れ込む強い寒気を大陸の離岸距離(ほぼ小さい)でみると、強い寒気(危険な寒さ)になるのは納得。さらに、他の高度が気になります。
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ウルトラゾーン危険であるとアピールして寒さへの対応を促すという意味で、一時的に使うとかマスコミなどが使う分にはまあいいとしても、定義にすると、この表現が使われなかった場合は危険ではないのか?という議論のネタになってしまうので、さすがに定義にはしないんじゃないでしょうかねぇ。
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とうりウルトラゾーン様、そうですね、「定義」となると、データの蓄積が必要でしょうか。北海道では、500hPaでは、寒冷渦が見られていました。一方、東京では「大雪警報」の12時間20センチ以上(24時間ではなく)が基準。WEB上では、2014年2月と2018年1月22日の日最深積雪が比較されており、27センチと23センチ。南岸低気圧の発達が比較されています。今回、2019年1月9日(8日か)には、(南岸)低気圧の発達がなかった(と気象予報士が語っていました)。そのあたりのことは、受験生にはとても参考・勉強になります。
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とうりすいません。2019年2月9日(土)に訂正いたします。
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ウルトラゾーン私も自分の書き込みを見て、いろんな受け取り方ができてしまうと思ったので訂正です。
上の投稿の2行目
「定義にすると、この表現が使われなかった場合は危険ではないのか?という議論のネタになってしまうので」
→「定義にすると、「危険な寒さ」という表現が使われなかった場合に、危険ではないと受け取られてしまう恐れがあるので」
と言い換えておくことにします。
日本語は難しいですね。ロシア語の方が難しいけど・・・
ところで、明日は祝日なんですねぇ!知らんかった(^^;) -
とうりウルトラゾーン様、さすがです、自らの表現を修正していくということ。私は、少しは、文章表現に携わっていたり、論文を書いたりしますので、ここでは、それらとは異なる文章を書くようにしています。気象予報士試験の実技では、最初の学習の1年目は数値による表現にとらわれていて、ちんぷんかんぷんな表現でした。出題者の意図に沿った、「簡潔な表現」が少しは書けるようになりました。いずれにしても、なんとなくですが(勘違いかも)、文章表現の仕方(どのようなものかうまく説明ができませんが、なんとなく)や用語(より現象に沿った)が年とともに異なってきているように思われます。そんなとき、やはり、小倉義光先生の表現は秀逸です。「アンチョビ」にはまいりました。エルニーニョ現象の説明に出てきます。
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門前小僧門前小僧です。
久しぶりに書き込ませて頂きます。その「危険な寒さ」を肌で感じた、札幌在住です。
8日の札幌は、公式の最高気温こそ氷点下10.4度でしたが、
それは未明の観測で、日中はほぼ氷点下12度前後を行ったり来たりでした。
14時頃に外を歩きましたが、早朝にたまにあるような、
「キンとした寒さ」、北海道弁で言うところの「しばれた」空気でした。「危険な寒さ」という表現、去年の夏の猛暑の頃に、
気象庁が「災害的な猛暑」という言い方をしたことを思い出しました。
暑さは、冷房の効いた室内にいない限り、逃れようがありませんが、
寒さは、ただ寒いだけなら、防寒着を着込むことで、
屋外でも逃れる(耐える)ことはできます。寒さに伴って、暴風雪とかになると危険ですが、
寒さだけなら、肌感覚として「危険」はさほど大きくないような気がします。
実際、9日に氷点下31.8度になった陸別町にも、しっかりと人は住んでいて、
陸別で、寒さで人が死んだという話は聞いたことがありません。今回、確かに「危険な寒さ」という表現は耳にしましたが、
北海道に住む者としては、今回は確かに寒かったけど、危険は感じませんでした。ウルトラゾーンさんのおっしゃるように、
「危険な寒さの定義」が出来てしまうと、危険と表現されなかったら安全なのか、
という議論や疑念は出てくると思います。
現状でも、特別警報があるがゆえに「特別じゃなければ危険じゃない」という
誤解が一部で生じているということとに似てる気がします。寒さについては、寒さに伴って何が起きるのか、
その起きることが危険かどうかで表現や伝え方を考えることが重要かと思います。思いつきのレベルで、失礼しました。
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とうりそれぞれの方が、気象予報士になった方や受験生も含めて、気象に対して敏感。昨年から今年の、北海道、北日本も含めて(関東も)、西日本とは、雪の降り具合(中国山地は積雪あるものの、積雪情報がテレビで知らされません、これは今年だけか)が異なります。「エルニーニョ」(いつから、気象庁のホームページで「現象」が付きだしたのか不明)で「暖冬」ということになるのでしょうか。このあたりの見解はどうなのでしょうか。当地(広島)では、「暖冬」のような・・・。
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ウルトラゾーン小倉先生のエルニーニョの解説でアンチョビの話ししてましたねぇ(笑)
私がさずがだと思ったのは、ちゃんと言葉の語源なども調べているところでしょうかね。
私も少し前までは、あまり気にも留めなかったんですが、法律の勉強を始めたからなのでしょうか、単語一つ一つの意味や語源などをちゃんと理解しないといられない性分になってしまいました。
エルニーニョ、ラニーニャを例にとっても、子供を表す表現ニーニョ(男性形)が基本で、その女性形がニーニャ(スペイン語ではア行で終わる単語は女性形であることが多い。他の言語でも同じようなものが多い)となり、特定された子供なら定冠詞も男性形と女性形、さらにその複数形があり、不特定の子供なら不定冠詞も男性形と女性形、さらにその複数形といろんな言い方に分かれる(すなわち、エルニーニョ、ラニーニャ、エレスニーニョス、ラスニーニャス、ウンニーニョ、ウナニーニャ、ウノスニーニョス、ウナスニーニャスといったバリエーションがある)とか、アナバチックやカタバチックのアナとカタは、化学反応におけるアニオン、カチオンや、電気回路におけるアノード、カソードと同じくギリシア語に由来していて、上昇や下降(そこから転じて正や負を表す事もある)といったことなど、調べていたらきりがないんですけど。
しかし、門前小僧さんは札幌在住なんですね。いいなぁ
札幌の雪まつりにも行きたいし、オホーツク海の流氷も見に行きたいし、羅臼岳の山頂から片側(羅臼湾側だけ)に広がる雲海も見に行きたいです。 -
Prometheus渡部昇一氏の「知的生活の方法」には、英単語を理解するのに語根を知ると良いとのアドバイスが載ってました。
その伝でいくと、雲形の略号で層雲のStはラテン語のstrat-(広がったもの)に由来して英語のstratum(地層)と同根、積雲のCuはやはりラテン語のcumul-(積みあがったもの)に由来していて、こちらはaccumulator(蓄圧器)と同根です。高積雲はAcで、cは積雲と同じcumul-由来ですが、Aはaltus-(高い)に由来しており英語のaltitude(高度)とも同根です。
ちなみに声楽のaltoは女性の低音域ですが、元々は男声のテノールより「高い」という意味で、これも仲間。ソプラノより低くアルトより高いメゾプラノのmezzo-は中間という意味で、数値予報のメソモデル(全球モデルと局地モデルの中間の大きさのメッシュ)と同じ語源です。 -
とうりウルトラゾーン様、なんかすばらしい領域に向かわれています。達成されんことを祈念します。受験生として勇気をもらいます。いまだ、毎日、小倉義光先生の『一般気象学』を熟読中。第6章においての、言語からはじまって、教科書を書いた時の、力強い読解力と想像力に脱帽。「そうよぶ」といわれては、「そうですね」とこたえざるをえません。これは、Prometheusの案内で、小倉先生の文章も振り返られます。158ページ。「危険な寒さ」を理解するためには、第4章の降水過程において、「氷晶の生成と氷晶核」では、純粋な過冷却な水滴は、(500hPaでの温度で)ー33~-41℃で自発的に凍結する、状況を想像してみます。
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でんきゅう久しぶりに投稿します。でんきゅうです。
気象庁が「危険な寒さ」を使ったのと同じタイミングで
NHKが「強いレベルの寒気」という表現をしました。
最初は、なんてセンスのない表現・・・と思いましたが、
「危険な寒さ」を伝えるために合わせたのかも、ですね。北海道では、胆振東部地震の折に広範囲で停電しました。
もし「危険な寒さ」の最中にブラックアウトしたら・・・
と考えると、文字どおり背筋が凍りつくように感じます。最新のエルニーニョ監視速報を見ると、南米沖よりも
日付変更線付近で海水温が高い状態になっています。
これはJAMSTEC海洋研究機構の山形先生が言う
「エルニーニョもどき」といわれている状態で、
エルニーニョの典型的な状態からは外れていますので、
エルニーニョだから暖冬という図式は危ういと思います。
このエルニーニョは夏まで継続しそうとのことですので
極端な傾向(寒暖差が大きい等)が続くかも知れません。そうそう。来週からは花粉が飛びそうですね。
皆さまも御自愛を… -
とうりでんきゅう様、その後、WEBで山形俊男氏の解説を拝読。全く知らない用語です。「エルニーニョモドキ」(El Nino MODOKI)2004年のYamagata et alによる。2011年の「天気」(58.3.、日本気象学会)に「新用語解説」が参考になりました。2018.8.20には、海洋機構が分析「エルニーニョモドキ」。2018年から2019年までのデータの蓄積により(過去の観測結果はもちろん)、現在の天気がどのように解説されるか、興味深々。
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