第53回 実技2 問１（4）暗域の位置について

[たにっち]

第53回　実技2　問１（4）で、二つの暗域について、一つは強風軸との位置関係を、もう一つは500hPa面の渦渡場のどのようなところに位置しているかの記述問題があります。

模範解答は、強風軸との位置関係は「暗域は・・・強風軸のすぐ東側を南北に延びている」、500hPa面の渦渡場では「暗域は・・・正渦度域のすぐ北側を西北西から東南東にのびている。」となっています。

それぞれ、走向まで記述されているのはどうしてでしょうか？「暗域は・・・強風軸のすぐ東側に位置している」では問題の回答として足りないのでしょうか？

[まな]

「のびている」は状態を記述しているもので位置関係を表現したものではありませんので、センターの解答例は論点がややずれています。おっしゃるように位置関係や「どこ位置しているか」に対する答えは「どこどこに位置している」のように返すのが原則でしょう。センターの解答例はベストではないと思います。なお、走向は求められていませんので、走向を書いてもし間違えば確実に減点対象になるので、このような場合には走向は書かない方が無難という判断もあり得ます。字数が余る場合は、必要と思われる順に確実な情報のみ追記するのが良いかと。

[たにっち]

まなさん、ありがとうございます。

問題文の中に、「・・・⽇本海を南北にのびる暗域P と，華北から⻄⽇本にかけて⻑くのびる暗域Q が・・・」という表現がされているので、それにあわせたような解答例なのかなあとも思ったりしましたが、それで納得したとしても、自分は本番でそういう風に書けないと思います。

セオリー通り、聞かれたことだけに答えるというのを叩き込んでおきます＾＾。

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