天気図

  • このトピックには3件の返信、1人の参加者があり、最後に電球により7年、 10ヶ月前に更新されました。
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    • #4321
      上林颯
      ゲスト

      過去問を繰り返しているうちに正答が増えているように感じますが、答えをわかっているからなのか、力がついているのか分かりません.このまま繰り返せばいいでしょうかね.

      そして、過去問で等値線(等圧線、等温線)を描く問題が出ていますが、いつも解答のようにできません.参考書を参考に「何℃(hPa)の線はこの地点とこの地点の間を通るから比例配分するとここを通るよな」とやっているのですがうまくいきません.何かコツがありますか.今までやっていなかった気象通報での天気図作成に取り組んだ方がいいですかね.

    • #4322
      KapokX
      ゲスト

      上林さん おはようございます。

      ご質問の前半部分は、「過去問の勉強法」のタイトルスレッドで、マスターはじめ合格者の方々からアドバイスを頂いていますので参考にしてください。

      後半のご質問ですが、
      等温線や等圧線を描くときには、温度と気圧だけでなく、風向・風速も考慮してください。地衡風か傾度風か、循環風はどうか等々。そして、部分だけでなく、全体的な整合性も考慮してください。
      これは某通信教育で担当講師に「情報をもっと丁寧に扱いなさい!」と厳しく指導されたポイントです。
      ご参考まで。 KapokX

    • #4323
      北上大
      キーマスター

      上林さん、こんにちは。
      悩みが具体化しているのは、勉強が進んでいる証拠ですね。

      さて、等値線の基本は、ご指摘の通り、数値を読み取っての比例配分法です。

      解答図と全く同じにならなくても大丈夫です。
      ただ、出題者が意図しているポイントを外さないことですね。

      例えば、次のようなケースです。
      閉じた等圧線を描かせたいのに、閉じていない半島のようになったらダメ。
      明らかに屈曲させたラインに気付かず、滑らかにしたらダメ。
      一方向(例えば北側)に込んだ線を描かせたいのに、全体に平坦に描いたらダメ。

      解答図と比較して見ると、ここがポイントだろうと見えてくるものです。
      意味もなく等値線を描かせる問題はありません。
      この出題のポイントが見えてくれば、一歩前進です。

      さらに、付加しておくべきことが、全体のバランスです。

      KapokXさんと同じことの繰り返しになりますが、次のような場合には、バランスが重要になります。

      上下の線が与えられている場合
      (例えば1012hPaと1016hPaの等圧線が与えられていて、1014hpaの等圧線を描く場合)
      前後の時間帯が与えられている場合
      (例えば、3時と9時の等圧線がが与えられていて、6時の等圧線を描く場合)
      明確な暖気核がある状況での等温線
      低気圧が2つある場合の等圧線

      参考になれば幸いです。

    • #4324
      電球
      ゲスト

      上林颯さん、こんにちは。電球です。

      等値線の話題に便乗します。

      小生「新米ペーペー予報士」ですが、地質・環境調査関係の仕事に
      長く従事しているため等値線(や等高線)を引く機会が多いです。

      キーマスターが書かれているとおり、基本は比例配分法なのですが
      単純に等分して線を引くだけだと、何となく不自然?になることが
      多々あります。これは温度や気圧の分布が直線的に変化しているの
      ではなく、三角関数(サインカーブ状)や指数関数(exp関数)
      の形に似た変化をするからだと考えられます(自然現象の多くも)

      このあたりも考慮して、あくまで数値に矛盾しないで描く・・・が
      KapokXさんのいう「全体的な整合性」や、キーマスターが指摘する
      「全体のバランス」に通じるのではないか?と思います。

      なお傾度風の関係から高気圧の中心では等値線間隔が広く(粗く)
      なりますが、逆に低気圧の中心では等値線が狭く(密に)なれる点
      には是非着目する必要があると思います(一般気象学P143)。

      小生が仕事を始めた四半世紀前には、等値線をパソコンで描かせる
      ための理屈やソフトを、泣きながら!勉強した思い出があります。
      もちろん、「習うよりも馴れよ!」で憶えた側面も多々あります。
      等値線の引き方ひとつで、本1冊ぐらいになる奥深さがあります。

      いかがでしょう? 少しでも、ご参考になれば幸いです。合掌!

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