台風が北上、あるいは北東に進むときに、その左側に立っていると、風向は反時計回りに変化します。
反時計回りを「左巻き」と表現しました。
当然、右側に立っていれば、右巻き(時計回りに変化)にります。
この問題は、結構出題頻度が高いので、図を描いてどっちだっけとやる時間がもったいないので、呪文で覚えてしまいましょう。
繰り返すが、このテーマは出題頻度が高いので、しっかり覚えておきましょう。
例えば、第39回の専門知識、第2問では、こんな問題がありました。
上図は、台風通過時のウインドプロファイラによる高層風時系列図ですが、
『この台風の中心は、この観測地点の西側を北上あるいは北側を東進した』
上の文章は「正」か「誤」か?
この文章を解釈すると、台風はこの地点の左側を通過したので、自分は台風の右側に立っていることになります。
時間は右から左に流れているので、地上付近の風向を見ると、
「東→北東→北→北西→西」の順に変化していますね。
風向の変化は、反時計回り、つまり『左巻き』です。
「台風の左に立てば左巻き」
の呪文で、この場合は台風の左側に立っていたことがすぐに分かります。
台風の左側に立っているのですから、台風は、この地点の南側か東側を通過したことになります。
したがって、正解は、『誤』となることがあきらかですね。
台風の左側とは、北側か西側になります。
あ、当然、北側と西側の間になる北北西、北西、西北西も左側ですよ。