台風はいいな(17)、強いので散々(33)な目に、非常に強くて死屍(44)累々、猛烈ならこうし(54)ちゃいられない
台風の階級分けには、「大きさ」と「強さ」の二つの分類法があります。
「大きさ」は、強風域(風速15m/s以上の領域)の半径によって分けますが、「強さ」は、最大風速で分けるのです。
台風の強さの階級は、10分間の平均風速の大きさによって分けます。
最大瞬間風速じゃないわよ、最大風速なの。
間違えないでね。
それに、中心気圧は、台風の強さ判断には関係ないの。
意外でしょう。
間違えないでね。
それに、中心気圧は、台風の強さ判断には関係ないの。
意外でしょう。
台風の強さの階級分けに、中心気圧は関係ありません。
- 17m/s以上 台風
- 33m/s以上 強い台風
- 44m/s以上 非常に強い台風
- 54m/s以上 猛烈な台風
最大風速が17m/s未満なら、単なる熱帯低気圧であり、台風とは呼びません。
出題例はたくさんありますが、例えば、第XX回実技2問2(2)では、「この台風の階級を答えよ」という問題がありました。
天気図の書き込みによると、この台風の中心付近の最大風速は95ノットですね。
すなわち、50m/sなので、「非常に強い」台風になります。
平均風速 :風向風速計で観測されたデータから10分間の平均風向・風速を算出して、毎正時前10分間平均風向・風速を正時の観測データとします。
最大瞬間風速 :瞬間風速の算出には風速計から出力される3秒間の平均値(0.25秒間隔の計測値12個の平均値)を用いています。
中心気圧は関係ないので、勘違いしないように気をつけてください。