世の中に沢山ある気象予報士の出版物を全部見たわけではないので、たまたま北上大の目に触れたもののなかから、お勧め本を選びました。
参考書とは別に必ず備えるべき1冊はこれだ
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学科一般知識の問題は、ほとんどこの本から出題されています。(法律問題を除く)
大学の教科書なので、数式が多いし文章は硬いし、はじめて開いたときには、なんだか分からないと思います。
だから、読む本ではありません。(眠くなります)
だけど、勉強が進んでからは、困ったときにはこの本を探してみると、必ず記載されているという代物ですから、気象予報士受験生なら、お守り代わりに必ず買うべき本です。
北上大の過去問解説では『一般気象学のXXページ参照』として、しばしば引用しています。
初学者はイラストと漫画が多いこの本を読もう
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各章の最初に、博士と学くんの漫画でこの章ではどんなことを学習するのかを示して、イラストも多用しているので、とっつきやすい本です。
入門書として最適だし、結構深い知識にも触れているので、この本を一通り読んだら、過去問にチャレンジしても良いでしょう。
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上『気象学 第2版』は『一般知識』に対応しており、『専門知識』の分野は書かれていません。
この『専門知識編』は、2019年10月出版の新しい本です。
専門知識をこの本で学んで、過去問演習で磨き上げれば十分でしょう。
漫画ではなく専門書っぽい本がほしいという方にはこの2冊
参考書は上に示したイラスト本で十分学習が出来ると思いますが、漫画っぽっくなくて、信頼できそうな本が欲しいという人なら、次の2冊をお勧めします。
一般知識と専門知識が、それぞれ別冊になっているので、勉強しやすいです。
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改訂新版 気象予報士かんたん合格テキスト 〈学科専門知識編〉 (らくらく突破) 新品価格 |
『簡単合格』とか『らくらく突破』とサブタイトルが付いていますが、決して簡単ではないし、らくらくではありませんので、その点は誤解のないように。
実技の参考書はいらない
実技試験は、過去問の繰り返し演習しか手がないと思っています。
このめざてんサイトの解説を読んで、他のネット情報を活用しながら、自分の頭で考えるだけで十分な対応が出来るのではないだろうか。
どうしても、実技の基本知識の本が欲しいと言うなら、前項のシリーズ書の実技編をお勧めします。
気象予報士かんたん合格テキスト 〈実技編〉 (らくらく突破) 新品価格 |
気になるのは、東京堂出版から出版される各回毎の「模範解答と解説」や気象業務支援センターの「問題と正解」だが、書いてあることは同じことの繰り返しです。
どうしても買いたいのなら、新し目のところを1冊くらいは買ってみるのも良いでしょうが、たくさん揃える必要はありません。
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過去問10年分を5周すると合格しますよ
『過去問精選問題集』のような本がありますが、これは要らないでしょう。
どうせ、これだけでは足りません。
結局、過去問学習は、過去10年間の実技試験を5周やりなさい。
3周ほどやると、答えを覚えてしまうので意味がないなどと知ったような生意気を言う人がいますが、答えを覚えるまでやってこそナンボの世界ですよ。
答えを覚えたのなら、同じ問題が出たら間違いようがないでしょう。
10年分をやると分かりますが、ほとんど同じ問題が出るんですよ。
知ったふりをして、答えを覚えるまでやらないから合格できないんです。
古い過去問については、めざてんサイトの『メンバーズルーム』で無料公開していますから、ご利用ください。
ただし、お名前とメールドレスの登録が必要です。
メンバーの有効期限は1年間です。