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とうりにより6年、 4ヶ月前に更新されました。
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2018年12月7日 11:45 #10232
yama
ゲスト久し振りの投稿ですが、教えてください。
この問題は「2日21時の気圧分布の特徴が分かりやすくなるように、
解答図に1018hPaの補助等圧線を破線で記入せよ。ただし、福岡
(位置を図1に示す)の海面気圧は1017hPaである。」私はあまり深く考えずに、高気圧と低気圧の北側に補助等圧線を
引くルートを選びましたが、高気圧と低気圧の間に補助等圧線を引く
ルートも考えられます。
何故、高気圧と低気圧の間に補助等圧線を引くルートは間違いなのか、
皆様にご教示願えればと思い、投稿しました。 -
2018年12月7日 17:33 #10236
ウルトラゾーン
ゲストこんにちは
高気圧と低気圧の間に補助等圧線を引くルートがなぜ間違いなのか?
についてですが、
地形図で山の等高線をイメージしてみてください。
日本海にある低気圧は1014hPaで、低気圧ですからポコッとへっこんでいます。いわゆる盆地のような状態。
そして黄海にある高気圧は1018hPaで、高気圧ですからニョキっと出っ張っています。いわゆる山の山頂があります。
そして低気圧から高気圧に向かうにつれて標高(気圧)が次第に高くなっています。
ということは、低気圧の中心付近を囲んでいる破線(1014hPa)の外側にある実線(朝鮮半島にかかっている実線)は1016hPaで、高気圧の周りを囲んでいる破線(朝鮮半島の南西端にかかっている破線)は1018hPaですから、二つの間の気圧は1016~1018hPaの間にあることがわかります。
よって、高気圧と低気圧の間、正確には低気圧と高気圧を囲む1018hPaの破線の間には、1018hPaはないと判断できます。(厳密には小島のように存在する可能性はありますが)それ以外で気になるのは、この問題では、福岡の海面気圧が1017hPaという情報が与えられています。
等圧補助線の作図では、等圧線と等圧線が平行なところは作図は比較的容易ですが、等圧線が出っ張ったり、引っ込んだり、また今回の問題のように低気圧や高気圧による他の等圧線が小島のように存在する場合が少しやっかいです。
今回は福岡が1017hPaと与えられているので、それを考慮した作図をしなければならないと思われますので、私だとまず、福岡から静岡・愛知あたりにある太線(1020hPa)までが3hPaあるので、これを3分割して1018hPaの点を求めて、あとは適当に滑らかになるように線で結びます。
福岡が1017hPaであるとわざわざ書いてあるのは、おそらく四国の南に等圧線が下に凸の部分がありますが、ここを高圧部として作図してしまわないように配慮されたものだと思います。(悪く言えば、ここを高圧部として作図しても間違いじゃないだろう?と文句を言わせないため?) -
2018年12月7日 17:36 #10237
ウルトラゾーン
ゲスト上の黄海にある高気圧ですが、ニョキっとだと富士山のようなイメージになってしまいますね。1018hPaの破線で囲まれた部分は比較的広いので、ニョキっとではなくなだらかな山頂という事でお願いします。
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2018年12月8日 21:29 #10238
yama
ゲストウルトラゾーン様
丁寧な説明ありがとうございます。
等圧線を引く規定のようなものがないのか、参考書をひっくり返しながら調べて
おりましたので時間がかかってしまいました。私の持っている参考書では
記載されておりませんでした。ウルトラゾーン様の説明でかなり整理されましたが、まだ少しもやがかかっている状態
なのでもう少し調べてみます。こんなことで時間を要しているようでは来年第2回
の試験が心配です。 -
2018年12月9日 06:53 #10239
とうり
ゲストyama様、ウルトラゾーン様の明快な解答とそれに関するやりかたはすばらしい。そういう私は等圧線やシアーラインの書き方には満点にはいかなくて4点のうち減点対象。どうしてもまちがって引いてしまいます。WEBでは「等圧線のひきかた」でさぐると、私も参考にして、スムーズに、平均の場所に、観測値をつかいます。その際、過去問しかない、という思い。ということで、北海道、とか、東北の山岳地帯とか、大阪での鞍部たか、九州とか、例題の過去問がありますので、練習でしょうか、私も鍛錬。
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