昨日、掲示板に投稿した際に、ご質問はちらっと目にしていたんですがうまく回答できる自信がなかったので、他の方に任せようと思って放置してました(^^;)
まだ他の方の回答もないようですので、まずは私の思うところで書いてみます。
ご質問の意図を汲み取れているかどうか少し自信がないのですが、
図1と予想資料の図5とで、なぜ予報に差がでているのか?
ですよね。
これは問題文に「その後に入手された予想資料(図5~図8)によれば」となっています。
数値予報のところでも学んだように観測データを品質管理、客観解析、初期値化など様々な処理を行って常に新しい観測データ、計算データに基づき最新の予想が出てくるという事じゃないでしょうか。
図1を作成した時点では予想されていなかった低気圧の発生、上空の流れなどいろいろなデータが更新されて図5になっているのだと思います。図1は1月25日9時の実況ですが、図5は1月25日9時を初期時刻とした12時間後の予想です。1月25日9時は初期時刻であり、例えば8時に作成された9時を初期時刻とする予想と8時30分に作成された9時を初期時刻とする予想では違った予想になってくるといった感じです。
図5は、その後に入手されたのですから図1とは使っているデータが更新されたものになっているという考え方です。
また
「もし大きな違いがないのであれば、予報円は確率70%なので、12時間予想もそれに近いものになるはずではと思ってしまいます。」
に関しては、予報円は70%の確率という事は、30%もはずれるという事です。
予想を行う初期値や計算手法に大きな違いがなければ12時間予想も近い値になる事が多いと思います(そうならないと天気予報が成り立たない)が、そうならない事も少なからずあるという事を伝えたいという意図も含めてこのような問題を出題したのではないか?と考える事もできます。