積雪量は成り行き任せ、降雪量は時間の変化

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関東地方では、先週・今週と週末は2週続けて、十数年ぶりの大雪が降りました。

シベリアから南下して日本列島上空を覆った寒気と南岸低気圧が重なると、雪が降るの見本のような雪です。

いかにも、実技試験に出そうな天気図でしたね。

さて、今日の呪文は 『積雪量』 と 『降雪量』 ボーっと聞いていると同じようなもののですが、実は明確に違います。

いつの試験だったか思い出せませんが、積雪量と降雪量を混乱させる出題がありましたので、違いを理解しておきましょう。

語感から大体想像はつきますが、次のような違いがあります。

『積雪量』は、その時点で、積雪計で観測した積雪の深さです。

   積雪計が故障したときには、気象庁の職員が直定規を雪に挿し込んで測っていました。

『降雪量』は、一定の期間内に積もった雪の深さ(cm単位)です。

    例えば、24時間降雪量のように使います。

降雪量を累積(加算)しても、積雪量と一致するとは限りません。

圧縮したり溶けたりして、積雪量は変化します。 だから、成り行き任せ。

気象庁では、『積雪量』とは言わず、『積雪の深さ』と表現します。

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