- このトピックは空です。
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だおゲスト
こんにちは。
直接の問題にはなっていないのですが、疑問が生じたので質問させていただきます。57回実技2の図12のエマグラムの風向についてなのですが、上空に向かって時計回りなので暖気移流がみられます。
しかし、28日21時であることを考えると、寒冷前線が関東の南に南下していると思われるのですが、このエマグラム上の風向的に温暖前線?なのかもと思ってしまいました。
この時間帯に温暖前線が南下していることはあり得るのでしょうか?
それとも寒冷前線でも上空に向かって時計回りに風向が変化することはあるのでしょうか? -
yoshiゲスト
カタフロント型の前線なのかなと思いました。
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だおゲスト
>>yoshiさん
ご回答ありがとうございます。
カタフロント型の寒冷前線ですか!
なるほど、そうであれば暖気が滑降してきているから暖気移流ということなのですかね?
寒冷前線が館野を通過したときにまとまった降水がみられないのは、カタフロント型の寒冷前線が通過したためってことなのでしょうか?
こういう形で直接は問われていなくても、カタフロント型の寒冷前線であると判断できるようになりたいものです。
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nyanmonightゲスト
寒冷前線は変わった前線です。
寒冷前線の前線帯(転移層)は、ざっくり分けると2つになると思います。一つは寒気の上を乾燥空気が斜めに下降する前線帯、もう一つは寒気の上を暖湿空気が斜めに上昇する前線帯です。
前者は下降流の断熱昇温により、沈降性逆転層のようになります。後者は、寒気の上を暖気がやってきて上昇するので、逆転層付近は暖気移流になり、温暖前線の前線性逆転層のようになります。
問題の状態曲線を見てみると、逆転層付近は湿潤で暖気移流になっており、後者の逆転層だと思います。
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yoshiゲスト
指摘の通りだと思います。
湿潤層である点を失念しておりました。
解説ありがとうございます。 -
だおゲスト
>>nyanmonightさん
ご返信が遅れました。ありがとうございます。
nyanmonightさんが説明してくださった、「寒気の上を乾燥空気が斜めに下降する前線帯」がいわゆるカタフロント型、「寒気の上を暖湿空気が斜めに上昇する前線帯」がいわゆるアナフロント型として進めさせていただきます。
過去に出題された例で、逆転層付近が寒気移流となる寒冷前線の例が45回実技2の問4(2)だと思うのですが、これはアナフロント型ではないということなのでしょうか?
よく出題されるのはアナフロント型だから、この問題もアナフロントで、寒冷前線=逆転層付近が寒気移流と勝手に思い込んでいたのですが、そもそもその考え方自体違うのでしょうか?
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nyanmonightゲスト
「寒冷前線は変わった前線です」と述べた理由は、
「寒冷前線の前線帯(転移層)は、ざっくり分けると2つになると思います。」なのですが、「寒冷前線は、ざっくり2つに分けられない」ということです。
一般的な寒冷前線は、低気圧中心付近では、正渦度が大きいので、低気圧性循環が強い。そのためすでに上層からの乾燥空気の下降により、カタフロント型になっています。寒冷前線の南西端に近づくにつれ、アナフロント型に変化します。つまり部分によって型が違うということです。
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だおゲスト
>>nyanmonightさん
ありがとうございます。
おっしゃる通り、45回実技2の問4(2)で扱われているエマグラムの前線面は低気圧中心付近ですし、カタフロント型のようですね。
寒冷前線面についての理解が深まりました。
ご丁寧にありがとうございました。
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