やっぱり合格率は1%⇒8%⇒20%

最近、毎回検証している受験科目別の合格率ですが、やっぱり1%⇒8%⇒20%の合格率は、大きくは変わらないようです。
第46回気象予報士試験の受験番号から、合格率を推定してみました。

統計の数字を出しやすいのは東京会場です。
20161014z

グラフを見ると、不思議ですよね。
受験者数が少ないほうが、合格者数が増えているのです。

受験番号が30xxxxの受験者は、全科目受験しました。
最後の合格者の番号が301221ですから、受験者数は1221人以上いたようです。
この合格者数は、14人ですから、合格率は1.1%になります。

実際は、1221番目の後ろに何人かいるかもしれないので、もう少し合格率が低くなるはずです。

受験番号が31xxxxあるいは32xxxxの受験者は、学科一般か学科専門のどちらか免除の人です。
この受験者数は、219人+126人=345人以上でした。
合格者数は合わせて、30人ですから、合格率は8.7%です。
実際は、もう少し低いはずです。

受験番号が33xxxxの受験者は、学科2科目免除で実技一本の受験者です。
この最後の合格者は、330211ですから、211人以上の受験者がいたはずです。
合格者数は41人なので、合格率は19.4%になります。

20161014y

回ごとに多少の振れはありますが、これまでの統計結果である、1%⇒8%⇒20%から大きくずれてはいません。
やはり、学科2科目免除の威力は、素晴らしいものがあります。

ところで、最終合格者の番号で受験者数を推定することで、どの程度の誤差が生じているか検証しておきましょう。

上記の推定受験者数を合計すると
1221人+345人+211人=1777人
になります。
合格者数が85人ですから、合格率は4.78%となる計算です。

実際の東京会場の受験者数は、1788人ですから11人を取りこぼしています。
実際の合格率は、4.75%でした。

わずかな差なので、推計値としては有効であると思っています。

ただ、全体の合格率が4.1%なのに対して、東京の合格率が4.8%と少し高いので、1%⇒8%⇒20%の分布も多少変動するのでしょう。
それほど大きな差が生じるとは考えられません。

何とかして、2科目免除のポジションを獲得するのが、合格への近道です。

===追記===

この記事を書いた直後に、Kさんからメッセージをいただきました。

『合格率20%』の表現で、合格確実のような勘違いをしてはいけません。
その裏には、80%の落第があるのが現実ですから、決して気を許してはいけないのです。

世間一般では、合格率が20%の試験ならば、かなり困難な試験と判断されるでしょう。
2科目免除とは言っても現実の厳しさは続くのです。

2科目免除のポジションを獲得してから、もう一段のギアアップが必要になりますので、誤解をなさらないように。

Kさん、ありがとうございました。

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