海から山に風が吹き、山岳を滑昇して雲が出来て雨を降らせる。
それを衛星画像やレーダーエコー合成図などで見せて、例えば「南からの暖湿な空気が山の南側斜面を強制上昇したため」などと書かせる問題が時々出ますが・・・
衛星画像を見ていると、山を滑昇する前から雲が出来てるじゃん!と思う事がよくありませんか?
もちろん、海から陸に入って、地表面摩擦が大きくなる事によって風速が弱まり、収束が起こった場合もあるとは思うのですが、海からやや離れた辺りから雲ができて山の稜線まで続いているものをよく見かけるような気がします。
これはなぜなんでしょうか?
私が考えたのは、強制的に上昇した風に押されて、その手前(風が吹いてくる側)の空気も押し出され、というか押し上げられて、山にかかる手前から雲が発生しているのかなー?なんて思ったんですが。