太平洋高気圧とか偏西風の流れとか寒冷渦などよりスケールの大きな現象がその地域のおおまかな場を作り、そのキャンバスの上でより小さい現象が個々の事象を描いていく。
台風と寒冷渦は九州の南東海上でほぼ一体化したかのように見えます(あくまで上から見た場合)。
この領域の海面水温は30℃以上なので、今後どう動くのか興味深いです。
高層断面図(AXJP130 301200Z JUL 2018)で見ると、台風中心付近は下層~500hPa付近と350~300hPa付近がやや暖気域、250~200hPa付近は寒気域、そしてその上は暖気域で圏界面はもっと上層。台風の温度鉛直構造の間に寒冷渦がすっぽり入ったようにも見えますが、これが何を意味するのか私の知識レベルではよくわかりません。