第49回気象予報士試験 実技1 問4

丸囲み数字は、機種によっては文字化けするので[1][2]を使います。

第49回気象予報士試験 実技1 問4(1)

これは図を読み取るだけなので、慌ててミスをしなければ大丈夫です。

[1]
長矢羽が2m/sで、4本の矢羽があるから『8』m/sです。

[2]
長矢羽2本と短矢羽1本なので『5』m/sですね。

[3]
図の下から上に向かっての風向は『南』です。
「16方位で答えよ」と言われると、南南西とか西南西とか書かないといけないような暗示がありますが、南だって、16方位の一つですから問題ありません。

[4]
一番小さい数字を探したら『-6.4』℃でした。

[5]
青いエリアから風が吹き出しているように見えます。
風は、気圧が高い方から低い方に吹くので、このエリアに『高気圧』があると考えると納得できます。

第45回気象予報士試験 実技1 問4(2)

問4(1)[5]の小さな高気圧が出来た要因を気温に着目して書け、と言う問題ですが、恥ずかしながら、わたしはなんと答えたら良いのか分かりませんでした。

気温に着目してとあるので、沿岸部よりも5度くらい気温が低いことは分かりますが。

模範解答を見たら『内陸の気温の低下』でした。

気温が低下すると高気圧が出来る理屈:
気温が上がると低気圧が出来ることの逆です。
台風が最も理解しやすいと思いますが、海面気温が上昇すると空気の比重が小さくなるので上昇気流が発生します。上昇気流によってそのエリアの気圧が低くなり低気圧が発生するのです。

気温が低下するとどうでしょうか。
気温低下とともに空気の比重が大きくなり空気が重くなります。
空気が重くなると気圧が上昇して高気圧が発生するという理屈です。

その場所の気温が下がらなくても、周囲の気温が上昇したためにそのエリアだけが低温にとり残されると、相対的に高気圧になる場合もあります。

ちなみに、なぜ内陸部の気温が低いかの理由は問われていませんが、沿岸の温かい風が内陸部まで届かなかったからと考えられます。
間違っても、晴れてもいないのに放射冷却などと答えてはいけませんよ。

第45回気象予報士試験 実技1 問4(3)

[1]
風向が北西~西北西で気温が0℃以上の観測点をブルー
風向が西~南南東で気温が氷点下の観測点をピンク
でマークしました。

この図のブルーとピンクの間に滑らかなラインを描けば解答になります。
福岡県との指定なので、余計な場所にまで伸ばしてはいけません。

模範解答とは、微妙にずれていますが、まぁ許容範囲でしょう。

[2]
気温分布の特徴を30字で。
『シアーラインの北側は南側より相対的に気温が高い。』(24字)

文字数が足りないのは、なんか情報が不足しているのでしょう。
具体的に数値を入れてみますか。

『シアーラインの北側は0℃以上だが南側は0℃未満である。』(27字)
もうちょっと増やす工夫

『シアーラインを挟んで北側は0℃以上だが南側は0℃未満である。』(30字)
無理やり文字数を稼いだけど、おそらく本質的な何かが抜けているんだと思う。

模範解答は『シアーライン付近で温度傾度が大きく、その南側で気温が低い。』(29字)
やっぱりそうだ。
気温分布の特徴を求められているのだから、シアーライン付近で急激に変化している要素(温度傾度)を組み込むべきでした。

[3]
気温の変化と風向の変化によって、このように線引すれば、一目瞭然ですよね。
なお、緑の帯(10分間)はシアーラインの中に入っている時間とみなします。


福岡の北側にあった時間帯
1時0分~1時30分まで、 2回目は無回答

福岡と博多の間にあった時間帯
1時40分~2時30分、3時50分~5時0分

博多の南側にあった時間帯
2時40分~3時40分、2回目は無回答

[4]
シアーラインの移動により、シアーラインの北側のエリアに入ったためなので、これを30字で書けば良いでしょう。

『シアーラインの移動に伴ってこの時間帯に北側に位置したため。』(29字)

模範解答は『シアーラインが一時的に博多の北側から南側に移動していたため。』(30字)

主語をシアーラインとするか博多とするかで、表現が違っていますが、同じことを言っているので得点はもらえるでしょう。

模範解答

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