【第42回】平成26年度第1回 実技2の問2 〜トラフ解析について〜

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    • #9144
      だんな
      ゲスト

      皆さん,こんばんわ。
      主題の件で,解析結果が腑に落ちず悩んでいます。
      どなたかご教示願えないでしょうか。

      まずは,解答図から読み取れた状況と,私がトラフ解析をする上で気をつけていることを以下に記します。

      【状況】
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      経過時間  | 0h    | 12h |    24h | 36h |
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      ①曲率の状態 | 不明瞭   | 不明瞭 |   やや不明瞭 | 不明瞭 |
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      ②正渦度極大値| +134    | +135 |    +161 | +188 |
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      ③トラフが解析| 5340m〜5460m | 5400m〜5520m |  5340m〜5520m | 5200m〜5520m |された等高度線 |
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      ④正渦度極大値が| 5400m〜5460m | 5400m〜5460m | 5340m〜5400m | 5220m〜5280m |分布する等高度 |
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      ⑤トラフが解析| 正渦度のみ | 正渦度と負渦度あり | 正渦度と負渦度あり| 正渦度のみ | されている渦度域の分布
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      【私が過去問や参考書からまとめたトラフの解析ポイント】
      (1)等高度線の曲率の極大域を結ぶ。
      (2)等高度線の南側へ凸状が顕著ではない場合,トラフの位置は,等高度線に沿って移動する正渦度の極大域を調べること。
      (3)前後の時間で,トラフ解析されている場合,そのルールに合うようにすること。
      ⇒24時間後の解析で等高度線5160m〜5400m の5本の間でトラフを解析しているのに,12時間後では5100〜5400mの6本で結ぶ,のようにはしないこと。
      (4)正渦度の極大域に対応しているか。※負渦度域は跨らないこと。
      (5)曲率が大きくても負渦度の領域がある場合,トラフとして解析してはいけない。

      【私の解析順序】
      1)まず,どの経過時間の500hPa高度・渦度図を見ても,トラフの曲率の状態がいずれも不明瞭なため,
      正渦度の極大値からトラフを判断する。
      2)正渦度の極大値を見つける。
      ⇒第1の疑問:解析ポイント(3)に従って正渦度の極大値を探しても,④正渦度極大値が分布する高度は,各経過時間で異なる。なぜだろう。
      3)正渦度の極大値を始点にトラフを解析する。
      ⇒第2の疑問:解析ポイント(4)(5)に従うなら,負渦度域はトラフとして解析しないはずだが,模範解答では,負渦度を跨いでトラフを解析している。なぜだ。トラフなのだから,正渦度域しか通らないのではないか?
      ⇒第3の疑問:解析ポイント(3)に従うなら,経過時間0hで与えられたトラフが解析された等高度線は5340m〜5460mの3本であるが,経過時間にとって等高度も本数も異なる。なぜだろう。

      以上のように,私がまとめたトラフの解析ポイントを元に,本事例を解こうとすると,ポイントにそぐわない点が多数あり,模範解答のような結果となりません。

      北上大さんが解説していただい資料もあるのですが,どうも納得のできる解説ではありませんでした。

      皆さんは,本事例をどのように解析されているでしょうか。
      また,私のまとめた解析ポイントや手順のどこが誤っていたり,足りないのでしょうか。
      どうか皆さん,力を貸してください。お願い致します。

    • #9145
      だんな
      ゲスト

      【追記】
      状況をまとめた表が思ったように表示されず,見辛くなってしまいました。

      よろしければ,以下のURLをご確認頂けますと幸いです。

      https://www.evernote.com/l/APY6-ASWeGVHZq4O4OSYkqGSqsPG0fadIMA

    • #9146
      とうり
      ゲスト

      だんな様、分析通り、私にはこれだ!と言い切れる手順がないのは今でも心もとないです。たしかに、42回のトラフA、トラフBの解析では復習していても迷いが生じます。その上で、最近の49回実技1では、図6を参考して問3を答える問題にはすっきりしたものです。問題の中で書き方を指図する方向に、トラフ解析は進んでいるのではないか、というのが私見です。

    • #9149
      ウルトラゾーン
      ゲスト

      だんなさんは、いつも私の一歩前を行っているようですね。
      平成26年度第1回は今週やるリストに入っているので、まだ詳細に答えられません。どうやら過去に2回解いているようなんですが全く覚えてません(^_^;)

      そんな訳で、内容に関してはまだ答えられないんですが
      トラフ解析ポイントの中で(3)はあくまでも目安としてとらえた方がいいのではないかなぁと思います。
      解析する上等高度線を目安にすると比較的ちゃんと解析できるという事だと思っています。
      実際の大気に等高度線がある訳ではないですから、そこでトラフがピタッと止まる訳ではなくトラフが浅くなったり深くなったりすればその位置も変動するんじゃないかなと思います。
      (4)と(5)については過去のトピックでどこかに記載があると思いますが、基本は負渦度はまたがないというのが正しいという認識です。なので模範解答は疑問が残るというのは同感です。

      ただ、試験問題作成者の視点に立って考えてみた場合に・・・・
      (ここからはイメージなので、全く学術的根拠も何もないのですが)
      トラフというのを実際の山々が連なるところにある谷だと考えてみた場合、谷底が低気圧の中心(低圧部)でそこからどの方向へも上り坂になっています。その上り坂の中で一番低い道が一般に谷と言われます(だいたい川が流れてます)。
      この上り坂(逆方向から見たら下り坂)では中心へ向かうように力が働いています(厳密な表現ではありません。ボールを置くと谷底に転がっていくということです)。そしてボールを谷じゃなくても適当にある地点に置くと一番低い谷を通ってボールは転がっていくと思います。
      その谷に盛り上がった部分がある場合(これが負渦度域となんとなく考える)、ボールは勢いで山を乗り越えて谷底(低気圧中心)へ転がっていくか、バウンドしてやはり谷底へ転がっていくか、もしくは盛り上がった部分を越えられずに止まってしまうかだと思います。
      盛り上がり(負渦度域)が小さい場合に、ここでいったん谷が途切れると考えるか、そのままボールが転がっていくなら一連の谷だと考えるかは人それぞれだと思います。
      そんな訳で見方によってトラフをどこまで解析するかは厳密に決まっていないのではないか?と思います。(受験生としては全く困った話しなんですけど!)

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