「気象予報士試験 速習テキスト 実技編 新田尚監修 オーム社」を復習していたら P212 に下記の記載がありました。以下、抜粋です。ご参考まで
ポイント50-1 メソスケール現象の分類
メソスケール現象は、そのスケールの大きさ(α―γ)、発生要因別に分類されている(図50-1)。「自由モード」の擾乱とは力学的不安定によって発生する擾乱で代表的なものとして鉛直方向の運動が卓越する対流活動がある。一方、「強制モード」の擾乱は、外部からの力学的または熱的強制力によて発達する擾乱で山岳斜面を強制上昇して起こる地形性強雨や海陸の加熱分布の差で生じる海陸風などがある。
図50-1(実際はスケール毎(アルファ、ベータ、ガンマ)に図になって記載されています。)
自由モード
梅雨前線の低気圧、台風、ポーラーロー・コンマ側雲、組織化された積雲対流、降雨帯、巨大雷雨(スーパーセル、マルチセル)、スコールライン、積雲対流、積乱雲、積雲、ダウンバースト、竜巻・トルネード
強制モード
大規模海風、JPCZ、海陸風、沿岸前線、寒気せきとめ、山谷風、斜面風、山岳波(フェーン、おろし風)
メソスケール擾乱の性質による分類「平成14年量的予報研修テキスト」気象庁からの引用