- このトピックには8件の返信、1人の参加者があり、最後にウルトラゾーンにより6年、 1ヶ月前に更新されました。
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2018年12月11日 08:16 #10245yasukunゲスト
図12の(b)状態曲線が温暖前線面を表していることは理解できるのですが、暖気移流している700hPaより下の乾燥域は温暖前線のどのような状態を表しているか理解ができません。逆転層の下は湿潤なような気がするのですが。お教え下さい。
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2018年12月12日 03:12 #10246ウルトラゾーンゲスト
私は、第35回の問題は、どうやら1回しか解いていないようで、疑問点を詳しく検証できていないため、確実な解説とはいかないかもしれませんが、いちおう書いておきますね。
この問4の、『順不同で示された潮岬における5月22日21時、23日21時、24日21時の状態曲線の低気圧との位置関係&並べ替え問題』は、「気象予報士試験 模範解答と解説」を読んでも、いまいち納得いかなかった問題です(演習を進める事を優先して疑問点は先送りし、そのままの状態)。
そのため、答えがわかった状態で見てみると
(b)は初期時刻22日21時の状態曲線で、その時地上天気図では潮岬は温暖前線の北東にあります。
温暖前線がじわじわ近づいてきている状況であり、(b)を見ると、潮岬の上空900hPa辺りに安定層が、700hPaよりやや下に明確な逆転層があり、風向が700hPa辺りを境に急激に南東から南西に変わっているので、暖気移流も考慮して700hPaの下の逆転層が温暖前線と推定できます。
温暖前線の上では空気塊が上に向かって上昇しており、すでに飽和に達している(雲ができている)ため、気温と露点温度がくっついています。
逆転層の下は、普通の寒気域(低気圧の寒冷前線と温暖前線に挟まれた暖域と比べると相対的に寒気)であり、湿潤とは限りません。地上付近が高温でそこから上昇してきた空気が雲を作れば湿潤行になるかもしれませんが。
「逆転層の下が湿潤なような気がする」のは、おそらく沈降性逆転層のようなものをイメージしているのかもしれません。沈降性逆転層は一般に高気圧の影響で下降してきた空気が断熱圧縮して逆転層の上では大きく乾燥、下では(逆転層の上よりは)湿潤というイメージですからね。もしくは、上昇した空気塊が逆転層で止められるという方かも。(b)の場合、逆転層の下がおおきく乾燥しています。
なんでこんなに乾燥しているんだろう?と、図3の850hPaの実況天気図(←これしか参考になりそうなのがなさそうです)を見てみると、潮岬は南から張り出した1500mの等高度線で示される高気圧の中にいます。
すなわち、700hPaより下の乾燥した部分は高気圧により空気が下降して乾燥し、それに伴って900hPa付近に沈降逆転層(安定層と言うべきか?)を形成しているのではないかと思われます。900hPa付近の露点温度の状態曲線の傾き方は、まさに沈降逆転層っぽい気がします。こんなところでしょうかね。いろいろ間違ってたらすいません(^^;)
ちなみに私は、問4の(3)の「(a)(b)(c)の状態曲線を日付の早い順に並べて記号で示せ。」は、間違っていました。
どうやら、湿数の違いに目を付けて、図9(500hPa気温・700hPa湿数24時間予想図、すなわち23日21時)の700hPaの湿潤域に着目してしまい、潮岬がほぼ湿潤域であるから、700hPaが湿潤である(b)を23日としてしまったようです((a)も(c)も乾燥しているため)。
予想図は、あくあでも予想であり実際にはその通りにならなかったという事なのでしょう。
試験作成者の罠にまんまと引っかかってしまったのかも! -
2018年12月12日 08:38 #10250yasukunゲスト
ありがとうございました。温暖前線の逆転層の下でも周囲の状況により乾燥していることもありえることが分かりました。
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2018年12月13日 08:45 #10254とうりゲスト
yasukun様、この問題は私も引っかかりました。明確な例題は「49回実技2問1」にあります。それに関して、
あきら様とウルトラゾーン様が「湿潤域と湿潤層」(めざてん)で解答いただいています。問題では、湿潤域を湿数3℃以下、あるいは6℃以下としているので、ひっかかる可能性はありません。逆転層以下が「湿潤」か「乾燥」か、やはり、850hPa を見ることが必要ですか。見なかったです、私は。 -
2018年12月13日 12:41 #10255ウルトラゾーンゲスト
とうり様
私も解答してましたか。前々記憶になかった(^^;)
一度自分の中で解決しても全く同じところで何回も間違ってしまうタイプか。忘却曲線では人間は1週間復習しないとほとんど全て忘れてしまいますからねぇ。
いずれにしても、状態曲線が低気圧および前線の「どのようなところにあるか?」問題は定番の問題なので確実に得点しておきたいところですが、私は結局最後まで苦手のままでした。
本質的に(おそらく出題者が意図しているところ)は、逆転層、安定層や気温と露点温度の開き具合(湿数)、傾き、時には風向などから総合的に天気図のどの辺りなのかをすぐにイメージできるレベルに到達したかったのですが、最後は地上や主要高度の気温で判断してしまう感じです。
試験では、何を根拠に解答を導き出そうが正解できればいい訳ですから、数値として確実に明示されている気温は主要な取捨選択の目安になるんですが、出題者も問題が簡単になりすぎないように気温はある程度揃えてくることが多いですね。 -
2018年12月14日 05:34 #10264とうりゲスト
ウルトラゾーン様、貴重なアドバイスありがとうございます。「本質的に・・・」のところで、前半のことをこころがけていますが、てごわく、しかし、「地上や主要高度の気温で判断してしまう」例題を、ひとつあげていただければ幸いです。例題としては、42回から50回で、例をご教示いただければ幸いです。つねに、迷っていますので。天気図を見ながらのエマグラムの解析、「らくらく突破実技篇」のテキストでは紹介されていますので、とても役立ちますが。
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2018年12月14日 22:11 #10273ウルトラゾーンゲスト
主要高度と書いたのがいけなかったんでしょうか。
地上、850hPa、700hPa、500hPa、300hPaのことですよ。全部書くのが面倒くさかったので主要高度とまとめて表現しました。
気温については、例をあげるまでもなく、みんなやっている事だと思うんですが、例えば潮岬の観測時刻の異なる状態曲線が3つ示されていた場合に、まずは3つの状態曲線を眺めて、850hPaで1つだけ気温に差があったとします。すると、与えられた資料の中850hPaの気温がわかるデータがないか調べて、なければ別の根拠を、あればその気温を参考にすれば、1つが確定または除外できる。といった具合です。
過去には気温だけでほとんど解答できるようなものもあったような気もしなくはないのですが、どれだったかはわかりません。 -
2018年12月15日 07:33 #10275とうりゲスト
ウルトラゾーン様、850hPaでの気温、参考の主要高度のひとつとして、状態曲線と関連して考えるようにします。試験中、時間が迫ってくる、25分すぎると、あと50分だ、と思って焦ります。25分の壁をやぶって、進んでいきたいです。アドバイスをありがとうございました。
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2018年12月15日 22:11 #10286ウルトラゾーンゲスト
私は、どの試験も、時間配分を大雑把に決めて、まずは半分くらい解いたところで時計を確認して、時間配分を調整するようにしています。
予定より早ければ、そのままのペースで、遅れていれば多少雑になっても全問埋められるようにペースアップです。
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