下の図は、第XX回実技試験2の図10です。第XX回実技試験2
図10を見て次の問に答えよ。
(4) 静岡での降水の始まりと終わりが予想されている時間帯を3時間刻みで答えよ。
始まり: 日 時 ~ 日 時
終わり: 日 時 ~ 日 時
(5)東京における降水のピークが予想されている時間帯を3時間刻みで答えよ。
また、その時間帯の3時間降水量を凡例の数値で答えよ。
ピーク: 日 時 ~ 日 時
降水量: mm ~ mm
受験者ならお馴染みの、3時間降水予想図を見て、降水時期を答える問題です。
定番問題と言ってもいいくらいに、出題頻度が高いので、皆さんも一度は目にしていると思います。
冷静に考えれば、なんてことのない問題ですが、試験会場ではついうっかりのミスを誘う、イヤな問題でもあります。
どこをどう間違えるのか?
ともかく、上の問題の答えを書いてから、下に進んでください。
書かなくてもいいから、静岡の振り始めと降り終わりの時間帯を考えてください。
ちゃんと答えを出しましたか?
では、解説をしましょう。
静岡の降水について言えば、降り始めは16日の15時~16日の18時なので、間違えた人は少ないでしょう。
問題は、降り終わりの時間だよね。
降り終わりの時間帯を、17日の12時~17日の15時とした人はいませんか。
雨が降っていない時間だから、そのように見えるかもしれません。
私自身も、過去問の自己模擬テストで何回も引っ掛かった経験があります。
分かっていながら引っ掛かるほど、悔しいことはないですよ。
自分を叩きたくなります。
では、同じ問題を、次のグラフを見て答えてください。
静岡は、水色で示しています。
静岡の降り始めは何時~何時の間でしょう?
16日の15時までには降っていないのだから、当然その後の15時~18時ですね。
では、降り終わりはいつでしょうか?
17日の09時以降は、降っていないのだから、その前の6時~9時だと一目で分かりますね。
東京のピークの時間も、6時~9時であることが分かります。
このようにグラフにすると一目瞭然です。
3時間降水予想図の境目に時間目盛(時刻)を書いて、色グラフにしてみましょう。
色グラフとは、色で量目を表示するグラフで、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、絵文字グラフなど、グラフの種類の一つです。
ここでは、丁寧に日付と時刻を書いていますが、自分で分かれば良いので、実際には時刻だけでよいでしょう。
こんな風になりました。
色グラフだから、降水の状態は、色で判断します。
上の棒グラフと同じように読み取ることが出来ます。
これなら、17日の9時以降に、静岡では雨が降っていないことは明らかなので、間違うことはありませんね。
定番問題と言いながら、ここ3年ほど出ていないので、次回の試験には出るタイミングかもしれません。
この問題が出たら、
「しめしめこいつは得意だ、知っているぞ」
とグラフ化のテクニックを使って確実にゲットしましょう。