「可視光に対しては、大気はほぼ透明」で検索してみてください。
たくさん結果が表示されますよ。
あゆあゆさんのおっしゃる通り0.39~0.77µm(本によって短波長側は0.37~0.40くらい、兆波長側は0.77~0.80くらいまで様々。また単位も370nmのようにナノメートル表記のものも多いです)の可視光は大気に吸収されるものもあると思いますが、そのほとんどが地上へ到達するので、その意味で透明と言っているようです。
逆に、この領域の波長の光が地上に届くからこそ、人間をはじめとする多くの生き物が、この波長の光を検知できるように(見る事ができるように)進化したものと思われます。
あと気象予報士試験の勉強で出てくるウィーンの変位則
λm=2897/T
(λm:ある物体から放射されるいろんな波長の電磁波の中で最も多い部分の波長(単位µm)、T:ある物体の絶対温度)
において、太陽の表面温度を約6000Kとすると、λm=2897/6000=0.483µm
なので、この太陽から放出されている電磁波の一番多い部分が、ちょうど可視光になっています(というか、地球上の生命が、この多く降り注ぐ光に合わせて、これを有効利用する形で進化をとげた)。
仮に、近い将来、太陽に異変が生じて、表面温度が劇的に変わってしまうような事態になったとします。
例えば太陽の表面温度が10000K、にまで上昇してしまったとすると、イメージとしては灼熱地獄になって地上の全てが赤か黄色く焼けたような景色になってしまいそうな気がしますが、実際には、λm=2897/10000=0.290µmと、ピーク波長は紫外線領域にシフトし、世の中は薄ぼんやりとした青い世界になってしまうのではないかと思われます。(間違ってるかもしれません)
気象予報士の勉強をやっていた頃、いろいろ妄想していた事を、脱線して書いてしまいました。すいません。
ちなみにλm=2897/Tの式の「2897」はネコが「ニャクナ(泣くな)」と言ってる。という語呂合わせで覚えました。