- このトピックには4件の返信、2人の参加者があり、最後に
とうりにより4年、 7ヶ月前に更新されました。
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2020年7月8日 12:47 #15341
小倉トーストのここがすごい
ゲストいつもお世話になっております。
実技試験で高相当温位の空気が流入しているなどの問がよく出題されますが、個人的に一見してどこが高相当温位なのかの判断が短時間でできません。
気圧傾度や等温線や等高度線はすぐにわかるのですが…
何かコツなどがあればご教示いただければ幸いです。
よろしくお願いします。 -
2020年7月9日 11:02 #15350
北上大
キーマスター小倉トーストのここがすごいさん、こんにちは。
コメントがつかないようなので、一言。
等相当温位線が読み取りにくい理由は2つあると思います。
(1)3℃刻みの線の本数が多いので、ごちゃごちゃして読み取りにくい
(2)等高線のように滑らかではなく、激しく屈曲しているので概況が把握しにくい対策として次のような提案をします。
概況把握の段階では、細い実線を無視して15℃刻みの太い線だけに着目しましょう。最初に、図の中央付近を通る太い線1本に着目して、色鉛筆でなぞってみてください。
このときは、無心に線を追うだけで、配置などを気にしないで単純作業に集中するほうが間違いが少ないです。
通常現れるのは、285,300,315,330,345の5本なので、このうちのどれかでしょう。次に、その線の1本高温側と1本低温側も同様に色鉛筆でなぞってみます。
可能であれば、最初の線は緑色で、高温側は赤色で、低温側は青色でなぞると、概況が把握しやすいです。
線が飛び地になっている場合は、同じ色でなぞってください。これで、大体の概況がつかめるのではないでしょうか。
3℃刻みの細い実線に着目するのはこのあとで、具体的に前線位置の解析や数値の読み取りのときまで待ちましょう。
なお、すでにご覧になっていると思いますが、解説動画『相当温位は擬人化して覚えよう』を、もう一度参照してみてください。
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2020年7月9日 12:54 #15352
小倉トーストのここがすごい
ゲストありがとうございます。
3本線を引く方法早速使わせていただきます。
確かに色分けをするととてもわかりやすくなります。
ご指導ありがとうございました。 -
2020年7月10日 08:42 #15358
とうり
ゲスト北上大様に、色鉛筆(当方は、太いですが、蛍光ペンを使用しています)による相当温位線の色分けを公開していただいたので、早速、51回気象予報士試験実技1問2をみてみます。つまり、問2(3)の④では、相当温位の高低の分布。
①低気圧Aの場合
回り込んだ相当温位線が低気圧中心の北側(相当温位が高い)、南側(低い)、というように、勘違いによる高低の違いを防ぎます。
②低気圧Bの場合
こちらは、飛び地の相当温位ですので、その極大域とその西側の低いところ、が識別できます。
この方法は、勘違いによる間違いがふせげて、すっきりします。まさしく、秘技ですね。また、とくに、3K刻みの読み方では、当方も、太線と、その値がはっきりと、図のどこかに、わかりやすいように書かれているので、それをさがして、330Kと345K(この値は多い例です)などを目標値にしています。 -
2020年7月11日 09:15 #15370
とうり
ゲストすでに、多くの方々に指摘されていますが、実技試験では、以前のようなあいまいさ(例えば、前線を描く場合)が薄れているような(気がします)。皆様方と同じように、いつものように、縦割りで、試験回数を何周か、していましたが、今回はさらに、テーマごとに、ミスを連発する作図例をノートにとり、勘違いの原因をさぐっています。そこで、相当温位と前線について。53回気象予報士試験~49回まで。
①温度傾度が密になっている例
53回気象予報士試験実技1問2では、温度傾度の密になった南縁の、等温線を留意する。図では、みにくくなっていますが、わかれば線をたどります(すこし不安)。枠に始点と終点をかく。
②850hPa相当温位を参考にして(低気圧の中心が示されている)、地上の前線をかく
53回実技1問3では、低気圧の中心が書かれており、そこに、閉塞点を、強風軸を参考にしてかく。同じような例は50回実技1。位置決めに神経がとられます。また、51回実技2問2など。
③850hPaの相当温位の南縁(850hPa面の前線)を参考にして、すでに書かれた地上に前線につなげる例(いままで行われていた例に、地上前線の一部を記入済みとされています)。どのように地上の前線に対応させるか(正答になる方法)、今もわかりません。その他、52回実技2問1などもあります。
この前線の差は、地上の前線につながるように、残りをかく。しかし、49回実技2では、問2の(3)②では、地上の前線がかかれていないので、むずかしい。また、(3)①で、日本海におけるこの前線に対応する例では、相当温位が南縁で336Kであり、温暖前線ではなぜか333Kで、異なるので、勘違いしやすいい。
このように、毎回、前線の書き方が異なるように試験がだされているようです。このテーマの他に、トラフの書き方、低気圧の中心に移動、強風軸の書き方、シアーラインの書き方、エマグラムでの問題、など、毎回、実技試験は工夫されて出されています。同じような描い方ですむものではなく(もちろん、考え方はかわりません)作図の困難さがきわまっています。
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