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lonlonゲスト
気象初心者です。
59回専門知識問1は観測値の問題でした。
観測値とは計器などによって測定、観測した値だと理解していたのですが、
海面校正気圧も観測値として正解になっていました。
気象の世界では実際に観測した値から換算、計算した値も観測値とするのでしょうか?
渦度や鉛直P速度も観測値になるのでしょうか?
素人質問で申し訳ありませんが、教えていただければ幸甚です。 -
馬酔木ゲスト
海面校正気圧、渦度、鉛直p速度はいずれも観測値ではないと思います。問題文に「観測値としている」とあるように、海面校正気圧は実際には観測値ではありませんが、海面校正を行わない地点の観測値と同様に扱うということではないでしょうか。
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Prometheusゲスト
気象庁『気象観測の手引き(平成10年9月版)』を読むと、第6章の6.3 測器の設置(p.37)に「……海面上の気圧に換算した観測を行うことが望ましい。」という文言があり、海面校正後の値が観測値と考えられているように思います。
これは私の解釈ですが、気圧については知りたい値(=観測したい値)は海面における気圧だが、海面の高さに気圧計を設置して直接観測する訳にもいかないので、地上に設置した気圧計で「測定」した気圧に海面校正を施した値を「観測」値とする……という考え方ではないでしょうか。
なお、第1章1.2 気象観測の方法の冒頭には「気象観測は,大別して,観測者が目視あるいは聴音により観測する場合と,気象測器を用いて測定する場合がある。」という文章があり、観測と測定が使い分けられています。
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Prometheusゲスト
補足です。
気象業務法(具体的には気象業務法施行規則第一条の二及び三)には、気象庁及び気象庁以外の者が行う観測の種目と方法が定められています。渦度や鉛直P速度はこれらの中に入っておらず、観測値には該当しないと考えられます。
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かねけんゲスト
測定した現地気圧などをもとに数式を用いて換算した海面気圧を「観測値」と気象庁は言っていますが、自然科学の立場から言えばかなり無理があるローカルルールでしょうね。違和感を持たれたlonlonさんの感覚は当然で正しいと思います。なお、気象庁も資料によっては誤用していますが、「校正」ではなく「更正」とすべきところだと思います。
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lonlonゲスト
馬酔木さん
Prometheusさん
かねけんさん早々のコメント、ご指摘ありがとうございました。
釈然としないところはあるが、気象庁は「海面更正気圧を観測値としている」ようですね。 -
ダイゲスト
また、どうでもいい話。
気象庁が言うことなので、それでいいのでしょうが、計測工学的には、「較正」でしょうね。
この漢字が現在あまり使わない読みということになってるので、「校正」の字を当ててるので、どちらかといえば「校正」「こう正」が望ましいと思います。「校正」は出版、印刷業界での言葉とまぎらわしいですね。
「更正」は法務局での登記の修正、税務署による税金の取り立てに使う言葉ですね。ただ、気象庁が言ってるので、いずれ「海面更生」が気象用語として広辞苑に載る日も来るでしょうね。
ちなみに「更生」は少年院、刑務所の言葉・・・紛らわしいですね。
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イケゴゲスト
本来、地上気圧を求めたいわけで、それを東京海面の高さと定めた。つまり、本来の姿にすべく間違いを正す、ので、更正で100%正しい。
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HalimMiaゲスト
ありがとうございます!とても興味深いです。
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