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ひろりん
ゲスト公式解答をみると、「寒気がトラフに先行し、トラフの西側に寒気がないため、発達する可能性は低い。」となっていますが、地上低気圧の西側に500hPaトラフがあることは考慮しなくてもよいのでしょうか?
低気圧の西側にトラフがあることで、わたしは「発達する可能性が高い」と真逆の解答を書いてしまいました…
問題文に「等高度線と等温線に着目し」と書いてあるので、低気圧とトラフの位置関係は考慮しないということでしょうか?
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1万番台
ゲスト一般的には寒気を伴うトラフが地上低気圧の西側にあると低気圧は発達します。
上空と地上の気温差が大きいほど、大気の状態は不安定になります。したがって上空は寒気が入る状態、すなわち寒気移流場であることが低気圧発達の条件の一つと考えられます(ただし、寒気を伴わなくても低気圧発達に寄与するトラフもあります)。
しかし低気圧が発達するためには上空の寒気だけではなく、地上の収束とその周辺の温度移流と鉛直流の状況を総合的に判断することが必要です。
過去問題の誘導尋問で気象を学ぶと、間違った理解をしてしまいますね。
ちなみに、本事例の実況で1004hPaだった低気圧は3時間後に1002hPa、6時間後には1000hPaになり、翌日までそのまま推移しました。
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ひろりん
ゲスト1万番台さん
コメントありがとうございました!
やはりこの問題の場合は「等高度線と等温線だけ」に着目して答えないといけないんですかね…
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1万番台
ゲスト低気圧発達の可能性を判断するには、850hPaを見るのが大切なのは言うまでもありません。
個人的には本問は、基本を問う良問とは思えません。対策としては、問題に与えられた天気図を穴が開くように見るのではなく、発達する低気圧の立体的構造を思い浮かべ、「下層はどうあるべき」「中層はどうあるべき」という目線を普段から持つと良いと思います。
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