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2016年5月31日 09:41 #4357
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2018年5月30日 18:14 #8794門前小僧ゲスト
ちょうど2年前のトピックを、たまたま見つけました。
偶然にも同じような日付けで、いま寒冷渦が日本に接近しつつあって、ところによって激しい気象現象を起こしているようです。
今回の実況を見て行けば、寒冷渦の勉強のいい事例になるかも知れません。あす(31日)が関東あたりは注意と、天気予報では伝えていました。
私も、どこで何が起こるのか、その時の実況は…と、気にしながら見てみようと思います。 -
2018年5月30日 20:07 #8795とうりゲスト
門前小僧様 2,3日前に「実技」で、「寒冷渦」、「寒冷低気圧」を学習していました。古久根様の注を参考にしながら。WEBで引用すると、「関東はあす5月31(木)と、6月1日(金)の2回、局地的な雷雨(略)31日(木)の午後は(略)内陸から雷雲が発達。夜にかけて都心など南部にも南下する予想。(略、上空5500メートル付近(500hPa、引用者注)にはマイナス15度くらいの寒気が入るため、地上と上空で40度くらいの気温差に。」ということで、美しい天気図を見ています。解析しながら、解をとけば、とても参考になります。
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2018年5月30日 20:43 #8796電球ゲスト
電球です、こんばんは。
東京は雨が降りだしてから気温が急降下。
このまま冷えちゃって思ったほど雷雲が
発達しない可能性もあるよな・・・
などと勝手なことを考えてました。
梅雨前線からの暖湿気流と寒冷渦での
激しい気象現象は試験に出そうですよね… -
2018年5月30日 21:44 #8797ウルトラゾーンゲスト
梅雨前線めちゃくちゃ長いですねぇ
と言うか、日本のはるか東海上の北東まで伸びている部分は梅雨前線じゃなくて、単に停滞前線と言った方がいいのか?
その前に梅雨前線って九州の東辺りからは太平洋高気圧とオホーツク海高気圧のせめぎ合いでできると、なんとなく思ってたんですが、今地上天気図を見ると、太平洋高気圧を突っ切って伸びてるから、自分の認識は完全に間違っていたと思った次第です(^_^;)
前線に限らずまだまだ全然わかってないなぁ(T_T)
停滞前線と寒冷前線の区切りをどこに持ってきたらいいのかもよくわからんし・・・ところで、FXFE502~507(500hPa高度・渦度+極東地上気圧・降水量・海上風12~72時間予想図)で、海上風が青森以北だけ解析密度が高く(矢羽がたくさんある)なってますが、これはなんでですか?
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2018年5月31日 06:35 #8798門前小僧ゲスト
ウルトラゾーン様
みなさまことしは梅雨入り時期も早めで、季節の進行そのものが早めのようですね。
いまの日本の南にある長い停滞前線、梅雨に入っているので「梅雨前線」と呼んで何ら構わないのですが、その中身は、30日21時に伊豆諸島の東にある低気圧を堺に、西側は相当温位差による前線、東側は温度差による前線という性質ですね。ほぼ「教科書通り」の梅雨前線だと思われます。
東側は確かに高気圧の中を横切っていますが、前線の南側は太平洋高気圧ですが、北側はN40渡・E170渡付近に中心がある移動性高気圧の圏内と思われます。500hPaの天気図を見ると、太平洋高気圧の目安の高度5880m等高度線が、ほぼ地上の梅雨前線に沿っています。現段階では、オホーツク高気圧はまだ出現していないようです。
一方で、最近「梅雨時の特徴」として注目され始めている「黄海高気圧」が現れているようです。いよいよ本格的な梅雨の季節ですね。 ・・・と言いつつ、私は”梅雨のない”北海道にいるので、天気図で傍観です。 -
2018年5月31日 15:01 #8800ウルトラゾーンゲスト
門前小僧様
たしかに地上天気図をさかのぼって見てみると、梅雨前線の上にある高気圧部分は、元からあったのではなく新たに湧いて出てきたみたいですね。
黄海高気圧って茂木さんが命名したんでしたっけ?(最近そう耳にした気が)。それを聞いて、茂木さんの書かれた梅雨前線の本を買っていたのを思い出しました(^_^;)読まなくては!
今は、勉強の合間の息抜きに、一般気象学で紹介されていた流れの科学という本を図書館で発見して読みはじめたところですが、なかなか面白そうです。 -
2018年5月31日 19:19 #8808古久根 敦ゲスト
こっちにも投げかけ(^.^)
1.命名された黄海高気圧によって,仮に西日本に限定したとして,この地域におけるすべての梅雨前線を説明できるでしょうか?
2.仮に1が正しいとしたら,どのような予報プロダクトを使えば,西日本を中心とした梅雨前線の位置や影響をどの時点でどのように予想できるでしょうか?
3.1に縛られてしまう弊害はないでしょうか?黄海高気圧は非常に素晴らしい着眼点で,私も興味津々です.ただし,わかっていないこともあり,まだまだ私にとってはですが,腑に落ちていません(^0^;)
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2018年5月31日 21:31 #8810とうりゲスト
古久根様、問かけ、とても参考になります。今、実技の最中。平成29年度(48回)実技2。4月9日の、地上天気図。寒冷低気圧、ほかに、停滞前線、東経140度を境に、寒冷前線が日本の南にのびています、そして、黄海に高気圧の中心があるものの、東にぐーんと伸びています。4月に、この高気圧は気圧配置としてそれらの間に存在するのは何か意味があるのか、ひとつの、複雑な気圧配置として、実技の問題として興味があります。この程度ですいません。
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2018年6月1日 09:51 #8816門前小僧ゲスト
古久根様
みなさま黄海高気圧は、私も「最近、注目されている事象」という程度の知識で、茂木さんの論文自体を呼んだわけでもありません。でも個人的な興味として、考察してみたり、こういう場で議論するのは楽しく、勉強になると思い、玉砕覚悟で参画します。
1)の投げかけに対して
◇「黄海高気圧」発生のメカニズムとしては、「黄海が、周辺の海域や大陸と比べ相対的に低温となり、そこに下降流が発生し、寒冷性高気圧としての黄海高気圧が発生する」と、解釈しています。
◇西日本の梅雨前線の南側は概ね、インド洋モンスーンによる湿潤南西流なので、寒冷高気圧である黄海高気圧との接線付近で前線が形成される、という理屈はなりたつと考えます。
◇ただし、西日本に於ける梅雨前線の従前からの成因である「インド洋モンスーンVS偏西風」を覆したり、揺るがすほどの現象ではないと思います。スケール観からしても。2)の投げかけに対して
◇黄海高気圧の勢力が梅雨前線の位置に影響すると考えれば「地上気圧」、背の低い高気圧であることを考えれば「850hPa高度・気温」、そして黄海の「海面水温」などから黄海高気圧の勢力・位置を推定して、梅雨前線の位置も推測できるかと考えます。勢力が強まれば前線は南下、弱まれば北上の方向性で。3)の投げかけに対して
◇現時点では、黄海高気圧と梅雨前線との成因・位置に対する因果関係は、確立されたモノではないと思っています。ですので、縛られるものでもないと思います。ただ、黄海の水温が上がってきて、黄海高気圧が衰退・消滅へと向かうにつれ、梅雨前線の北上を妨げる要因のひとつが消えると捉えれば、九州~西日本の梅雨明けも近いという「目安」になると考えます。・・・「黄海高気圧」は気象学的には、まだまだ新しくて確率された理論・現象として認知されていないのでしょうけど、日々の天気予報などの中で、梅雨や梅雨前線の話をするときの題材として取り上げる「価値」は充分いあると思います。
もっとも私自身、この研究に関わったり、片足すらも突っ込んでませんので、ここに書いたことは「ヤジ」の範疇だと思って下さい。 -
2018年6月1日 19:21 #8824古久根 敦ゲスト
とうりさん,門前小僧さん,みなさま,こんばんは.
投げかけをしてみて良かったなと思いました.ありがとうございます.とうりさん,門前小僧さん,素晴らしいなぁ!かなわんなぁ(^0^;)
投げかけのメッセージは,「皆で素敵な形にしていこう!研究者,気象予報士,気象予報士予備軍,そして大切な一般の人,みんながつながり,とても素敵な黄海低気圧という着眼点をみんなで一緒に育てていこう!」ということでした.
あと,気象予報士試験の対策がいよいよ真っ盛りとなる中,少しだけブレイクタイムも必要かなみたいな(^0^;)
あらためて再度書きますが,黄海高気圧については,私は素敵な着眼点で興味津々です.モテサクさんは素敵な着眼点をみんなに与えてくれたのです.
これをどう育てていくか?
私の投げかけの意図(^0^;)
1については,黄海高気圧と梅雨前線の関係性を「わかった!」というレベルまではわかっていないのだから,「わかった!」となるためには,どういう条件で黄海高気圧が大切な着眼点になるのだろうか?黄海高気圧が,それよりもスケールの大きい現象や原因とどういう関係にあるのだろうか?年によって変わることはないだろうか?年によって変わるならその要因は外部要因・状況と黄海高気圧との間にどんな関係があるのだろうか?
さらに,王道を行くならば,感度実験の結果はどうなのだろうか?例えば,黄海高気圧がいる状況を数値シミュレーションの基準として再現し,これをもとに,基準から黄海高気圧を外した場合(黄海高気圧はいない状況)を数値シミュレーションして,どのような影響があるか,梅雨前線への影響度合いはどうか,を確認すると,あぁ,黄海高気圧はこんな影響を与えているんだということがわかるようになりますね.
2については,門前小僧さんが書かれたとおりのこと,大あり!(^.^) あと,中長期予報としてはどうでしょうか?というのもありますね.気象予報士がいざ黄海高気圧に着目したとして,どのように監視・解析できるかという方法を作っていくことも必要です.ここが研究者と気象予報士の「つながり」になると思います.そして,一般の人に伝えられるレベルまで「使える」着眼点になるか,それは予報をする人たちの頑張りが必要です.
3については,まだ「使える」レベルまで育っていないにもかかわらず,黄海高気圧と梅雨前線の関係性を平然と他者に説明してしまう状況は望ましいでしょうか?ということへのアンチテーゼです.私の中では,まだまだ皆が一緒に頑張って育てていくステージだと思っているので,受け売りで説明するのではなく,育てていくことを意識した方がいいのでは?という意見です.黄海高気圧をもとに,精度良く予想したり情報提供できる人がどれだけいるでしょうか?「黄海高気圧を見ながら,これをどうしたら実務レベルで使えるようになるか」を考えることをおろそかにはしたくないなぁと思うわけです.この年は黄海高気圧で説明できたけれど,別の年では黄海高気圧があったのに説明できなかったということがあったら,使いづらいですよね.そうじゃないよねということを証明するのは,気象予報士だったりもするのではないでしょうか.
ということで,黄海高気圧に着目しつつ,皆で一緒に育てていきたいです.
という,投げかけの意図でした・・・.何かの気づきが皆さんにあれば・・・
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