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2017年5月28日 23:15 #6769いわし雲ゲスト
初歩的な質問ですが、どなたか教えて頂ければ幸いです。
問:この低気圧(東シナ海にある低気圧)の26日9時以降の発達の予想について、関連する上層のトラフの動きを含めて50字程度で述べよ。
解答例:初期時刻に華北にあるトラフが深まりながら後ろから接近し、この低気圧と結びついて発達に寄与する。質問:24時間後まではトラフが深まり、地上の低気圧の中心とトラフの関係は西に傾いているのですが、36時間後は地上の低気圧の中心とトラフはほぼ同じ位置(結びついて)にあり、48時間後には地上の低気圧の中心とトラフの位置関係が逆転しています。
36時間後以降の低気圧とトラフの位置関係は低気圧の発達期が終わり「最盛期」以降であると思いますが、解答例では「この低気圧と結びついて発達に寄与する」といことはそれ以降も発達するということだと思うのですが上記の「発達期」「最盛期」と矛盾するように思えます。
正渦度極大域の値は確かに48時間後まで増加しつづけているのですが低気圧の発達は上述の地上の低気圧の中心とトラフの位置関係よりも正渦度極大域の値の変化の方に着目するべきなのでしょうか?- このトピックは北上大が7年、 6ヶ月前に変更しました。
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2017年5月29日 10:38 #6770古久根 敦ゲスト
いわし雲さん,こんにちは.
温帯低気圧は,教科書のように,発生期から衰弱期までを一本調子で進むわけではありません.もちろん,そういう低気圧もありますが,他の要因(海洋の影響,地形的効果,中上層からの新たな乾燥寒気流入などなど)によって再発達することも多々あります.一見すると最盛期で,もう衰弱期かと思いきや,再度発達するのは,日本付近でよくあるケースでは北海道以北・以東・ベーリング海などです.
解説資料,手書きですが作成させて戴きました.ご質問以外のことも含めています.この事例を是非楽しんでみてください(^.^)
https://www.evernote.com/shard/s34/sh/90db6070-5528-45e6-8b76-6d1f2accaec5/e72861a554cb6f91第40回実技試験は過去最高とも言えるくらい難易度が高かったですが,問われているのは決して難しいことではなく,教科書通りではない応用面を問われているから難しいと受験者が感じただけだと思っています(^0^;) 一部に解答の仕方の癖はありますが,大幅減点にはつながりません.是非,この事例で多くのことを学んでみてくださいね!ファイト!p(^^)q
- この返信は7年、 6ヶ月前に北上大が編集しました。
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2017年5月29日 21:37 #6774いわし雲ゲスト
古久根様
御回答ありがとうございます。
つい試験合格を意識して教科書的に単純化して覚えてしまいます。実技はより深い理解が必要ですね。詳細な解説ありがとうございます。
目を通させて頂きます。
平日はレスポンスが悪くなってしまい申し訳ありません。 -
2017年5月31日 23:36 #6776いわし雲ゲスト
古久根様
解説資料拝見致しました。
ボリュームの多さに圧倒されましたが、ここまで詳細な説明を頂き恐縮です。
私にとって何よりもの教科書になります。ありがとうございます。
まだまだ力不足で理解できないところが多いですが、根本的なことから細かいことまでいくつか質問させてください。1. 図2(下) 「降水域」はどの資料の何の要素を見てその場所を特定したのでしょうか?
2. 図3の右のコメント 「500hpaで90ktの風速がある」
これはどうやって導き出されたのでしょうか?
正渦度極大域のT=0からT=12での移動量から求めたのでしょうか?
その場合、緯度10度分移動したとすると110km×10度÷12時間÷1.85km=49ktになります。
どこが間違っているのか教えてください。
3. 図3, 図4, 図5 ここから私にはトラフ②の位置の見つけ方がわかりません。
T=0の時は曲率や正渦度極大値の位置や強風軸の位置で分かるのですが、それ以降は何を拠り所に特定すれば良いのか分かりません。
4. 図5(上) 北側の強風軸はどのようにして特定されたのでしょうか?
図4までは渦度0線に沿って見つけることができるのですが。
ここが見つけれないと解答にたどり着けませんね。。。力不足を感じます。すみません、基本的なことが出来ていないようです。
ご回答頂ければ幸いです。 -
2017年6月1日 07:02 #6777古久根 敦ゲスト
いわし雲さん,おはようございます.
ご質問ありがとうございます.
戴いたご質問にあわせる形で,解説を補強させて戴きましたので,再度下記の解説をご覧ください.
質問事項に関する部分は緑色の吹き出しのような形で表しています.
https://www.evernote.com/shard/s34/sh/90db6070-5528-45e6-8b76-6d1f2accaec5/e72861a554cb6f91
私の解説中には,問題図には含まれていない様々な実況や予想図などを活用しています.問題図だけにとらわれると,問題は解けても,実際に起きている現象を深く知ることが難しいこともあるからです.
いわし雲さんのご質問はすべて基本的なことが理解できていないのではなく,応用編への第一歩を踏み出している姿が目に浮かびます.素敵な質問ですし,解析力がついていることを感じます.
問題図にはないけれど,実際の降水域やエマグラムやウインドプロファイラなどをネット上のサイトから取り寄せて,イメージしてみるのもさらに一歩進めるための勉強方法の一つです.無理のない範囲でね.ファイトp(^^)q
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2017年6月4日 00:14 #6780いわし雲ゲスト
古久根様
追加の記入ありがとうございます。
1,2は問題図にはないのですね。
3,4については私のとってはまだ非常に難解ですので、
この先もう少し過去問を解いていって
再度この問題を解いた時に見直します。
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