最初に日付をメモしよう

最初に日付をメモしよう

気象予報士実技試験において、試験開始直後にほぼ全員が行う儀式があります。
それは、10枚程度の天気図などの資料を切り離す作業です。
全員が同時に、びりびりビリビリと切り離すので、はじめての受験のときは驚きました。

この作業のために、30センチの直線定規を持参するとよいという人がいます。
わたしは、ビリビリをしない主義なので、それほど役に立つとは思わないが、持って行っても損はないでしょう。
ビリビリの作業が終わると、このあと、本当の解答作業に取り掛かるのですが、その前に一つだけやっておきましょう。
それは、問題用紙の端に、日付をメモすることです。
問題の最初に必ずこんな風に、書かれています。

予想図の初期時刻は、いずれも5月23日21時(12UTC)である。
(日付は一例です)

解答作業では、12時間予想図、48時間予想図など時間表示の天気図をたくさん参照することになりますが、それが何月何日か分からなくなり、混乱します。
そのたびに指折り数えているのは、時間制限のある試験時間がもったいないし、ミスの元になります。

そこで、わたしは、解答に取り掛かる前に、問題用紙の端に、こんな風なメモを書いておくことをお勧めしています。
上の例に従えば

0 23 21
12 24 9
24 21
36 25 9
48 21

これがあれば、例えば5月25日の9時なら36時間予想図に対応することが一目で確認できます。
ちょっとしたことですが、時間節約になるし、うかつな勘違いを防ぐことが出来るのでおすすめです。

下の図は、いつの試験か忘れたが、わたしが実際に使ったメモの写真です。

これは、実技の小技の中では、セロテープに次ぐグッドアイディアだと思っています。

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