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等相当温位線集中帯の南縁付近

語呂合わせにもなんにもなっていないが、呪文として口癖にして覚えておいて欲しい。

『等相当温位線集中帯の南縁付近』

前線位置解析の基本である。

前線位置解析には幾つかの要素がある。
例えば

  • 等相当温位線集中帯
  • 等温線集中帯
  • 地上風の水平シア
  • 地上等圧線の谷(くさび状に折れている)
  • 地上露点温度
  • 降水量の分布

が、なんといっても最強なのが『等相当温位線集中帯』である。

次の図は、第XX回の実技1の問題である。
「この図を参考にして地上温暖前線を記入してその根拠を述べよ」
(850hPaの相当温位と風の分布)

20150112b

実際は、地上天気図に記入する問題になっている。

解答は下図の通り。

20150112c

根拠は、「等相当温位線集中帯」と「地上の風のシア」である。
ここでは、、地上天気図を省略しているので「地上の風のシア」は関係ない。

温暖前線でも、寒冷前線でも、前線位置解析の問題がでたら、
まずこの呪文を頭に浮かべよう。

「等相当温位線集中帯の南縁付近」

前線位置解析の大きなヒントになるし、場合によっては、このまま解答用紙に記入してもよい。
等相当温位線分布図が与えられていなければ、次の要素を探す。

とにかく、呪文として口癖にしよう

「とうそうとうおんいせん、しゅうちゅうたいの、なんえんふきん」

以前「当相当温位」という誤字を書いていましたが、パンパカパンツさんからの指摘で2015年1月20日に訂正しました。

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