語呂合わせにもなんにもなっていないが、呪文として口癖にして覚えておいて欲しい。
『等相当温位線集中帯の南縁付近』
前線位置解析の基本である。
前線位置解析には幾つかの要素がある。
例えば
- 等相当温位線集中帯
- 等温線集中帯
- 地上風の水平シア
- 地上等圧線の谷(くさび状に折れている)
- 地上露点温度
- 降水量の分布
が、なんといっても最強なのが『等相当温位線集中帯』である。
次の図は、第XX回の実技1の問題である。
「この図を参考にして地上温暖前線を記入してその根拠を述べよ」
(850hPaの相当温位と風の分布)
実際は、地上天気図に記入する問題になっている。
解答は下図の通り。
根拠は、「等相当温位線集中帯」と「地上の風のシア」である。
ここでは、、地上天気図を省略しているので「地上の風のシア」は関係ない。
温暖前線でも、寒冷前線でも、前線位置解析の問題がでたら、
まずこの呪文を頭に浮かべよう。
「等相当温位線集中帯の南縁付近」
前線位置解析の大きなヒントになるし、場合によっては、このまま解答用紙に記入してもよい。
等相当温位線分布図が与えられていなければ、次の要素を探す。
とにかく、呪文として口癖にしよう。
「とうそうとうおんいせん、しゅうちゅうたいの、なんえんふきん」
以前「当相当温位」という誤字を書いていましたが、パンパカパンツさんからの指摘で2015年1月20日に訂正しました。