第40回気象予報士試験 実技1 問3


第40回 気象予報士試験 実技1 問3(1)


実は、北上大は、手計算に時間を取られて時間が足りず、この問題には着手できなかった。
だから、解答例示は、後日自宅で行ったものです。

関東地方の地上気圧と風の図を見て、それぞれの分布を、35字と30字で表せという問題。

j40k131
地上気圧については、1012hpa前後の弱い高気圧が関東平野部全域を覆っており、気圧傾度は極めて小さい。
これを35字で表現すると「1012hPaの弱い高気圧が全域を覆っており、気圧傾度はほとんどない。」(35字)でどうだ。ズバリだろう。
正解を見ると、地上気圧については「北部に高気圧が形成され,神奈川県から房総半島にかけて気圧の谷となる。」(34字)
あれれ?
なんだか、表現が違うなぁ。
2hPaでも、気圧が低い部分は、「気圧の谷」って表現しなさいと言うことか。

風については、ほぼ無風に近いが、高気圧中心付近で弱く発散している。
30字で表現すると「関東平野北部で弱い発散が見られるが、全域でほぼ無風である。」(29字)
模範解答は「南海上から南西風が南部沿岸に達するが,内陸部では風が弱い。」(29字)

ほぼ無風は言いすぎだとしても、なんか、どちらでも良いような気がするなぁ。
それよりも、南岸部の強風に触れなければならなかったようだ。


第40回 気象予報士試験 実技1 問3(2)


6時間後にどのように予想されているか書けという問題だ。
j40k132

地上気圧については、西から低気圧が侵入して高気圧がなくなり、南東が高く北西が低い、気圧傾度がはっきりした気圧配置になる。
風については、南からの風が平野部に流入して、栃木付近の低気圧と絡んで弱い収束を示す。
これらを合わせて、40字でまとめたら、こうなった。
「房総側が高く西が低い気圧配置になり、海からの南風が平野部に侵入して栃木付近で収束する。」(43字)としたが、どうだろうか・

模範解答は、「北部の高気圧が弱まり,南海上からの南~南西風が内陸部まで達するようになる。」(37字)だった。

この問題の着眼点が絞りきれないから、解答の文章がまとまらないんだ。
分かる問題なら、問題文と図を見た途端に、何を問題に取り上げているかが分かるものだが、この問題では、何が焦点だか分からない。
困ったことだ。


第40回 気象予報士試験 実技1 問3(3)


     丸囲み数字は機種によって文字化けするので、代わりに[1][2]の表示を使います。
図10(右下)のシアラインを図11右の図に移動させて、2枚を並べてみた。
j40k133b[1][2]
素直に、「北東」から「南西」方向に形成されるとしたいが、どうだろうか。
正解は、[1]が「南西」で、[2]が「北東」だったが、順序は逆でも良いと思う。

[3]
距離を示す情報が与えられていないので、緯度間距離を使うことにする。
緯度間距離で1度は、60海里である。1海里は1.852kmなので、60海里は111kmになる。
南東側に何kmずれているかという質問なので、赤い矢印を書いた。
私のプリントで、青い矢印が53mm、赤い矢印が40mmだったので、赤の実際の長さは、111km*40/53=84kmとなった。
10km単位でまとめると、80kmだが、どうだろうか。
正解は[3]は「80(70)」kmだった。良かった。

[4]その両側の気温差といっているのだから、図示するまでもなく「等温線」である。

[5]前問の流れからして、西からの低気圧によって消滅するはずだった「高気圧」しか考えられない。


第40回 気象予報士試験 実技1 問3(4)


ややこしい設定なので、問題文を読み解くのに難儀する。
題意を汲み取って、下のような図が描ければ、あとは算数の問題になる。
j40k1341a[1]
状態Aから状態Cまでの時間が40分。
その間の移動距離は14.5kmだから、移動速度は、14.5km/40min*60min=「22km/h」となる。

[2]求める距離は、状態Aから状態Bに至った距離であり、その時間が30分間である。
すなわち、時速22kmの半分だから、「11km」である。

[3]暖域と寒域の温度差が、8.4℃とされているので、距離11kmで割ると、8.4℃/11km=「0.8℃/km」となる。

[4]求められている条件は、状態Bと状態Cの間であり、具体的に時間を示せば17:47~17:57であるから、条件を満たすのは「カ:17時50分」だけである。


第40回 気象予報士試験 実技1 問3 模範解答


     丸囲み数字は機種によって文字化けするので、代わりに[1][2]の表示を使います。
問3
(1)〔8点〕
気圧:
北部に高気圧が形成され,神奈川県から房総半島にかけて気圧の谷となる。(34字)
風:南海上から南西風が南部沿岸に達するが,内陸部では風が弱い。(29字)
 (2)〔5点〕
北部の高気圧が弱まり,南海上からの南~南西風が内陸部まで達するようになる。(37字)
 (3)〔5点〕
[1]
南西  [2]北東  [3]80(70)    [4]等温線  [5]高気圧 ([1]と[2]は順不同)
 (4)〔8点〕
[1]
22 km/h  [2]11 km  [3]0.8 ℃/km  [4]

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