高層大気(超高層大気の一部を含む)に関する問題がしばしば出題されています。
高層大気の代表的な構造は、この図で表します。
この図の主な要素を覚えるための「絵描き歌」を作りましたので、ご覧ください。
語呂合わせを覚えましょう。
界面の高さは、80、50、10kmなので 「やれこれと」
圏の名前は、熱圏、中間圏、成層圏、対流圏なので、「熱中性の対流が」
界面の気温が-80℃、0℃、-50℃なので「やれ引く、休んで、これを引く」
界面の気圧は、0.01、1、100hPaなので「丸で転んで、イチとヒャク」
25kmにオゾン層はそのまま「25キロにオゾン層」
単位を表示するために「k C hで出来上がり」
大まかな概要だけを書いた図ですが、覚えるべきポイントを列挙します。
- 下から順に「対流圏、成層圏、中間圏、熱圏」の順である
- 境目は、下層の名前をとって、対流圏界面、成層圏界面、中間圏界面と言う
(一般的に熱圏界面は使わない) - 各界面は、温度の極値(極大、極小)になっている
(逆に言えば、温度方向の替り目を界面という) - 界面の高さは、概略10km、50km、80kmである
(資料によって数値の違いがあるが、概数として把握すること) - 界面の気圧は、およそ100hPa、1hPa、0.01hPaである
- 界面の気温は、概略-50℃、0℃、-80℃である
(資料によって数値の違いがあるが、概数として把握すること) - 25kmにオゾン層がある
これだけの情報が、上の図に詰まっています。