視程は十割(10割)、超(5)えたらこれ(50)引く、はい(81)ごはん(5倍)にみそ(30)汁
視程は2桁のコード番号で表されるが分かりにくい。
ルールを整理するとこうなる。
・第一段階:視程は十割(10割)。 コード番号を10で割る。
12なら12÷10 = 1.2キロだ。
第一段階は、0.1から5.0kmまで。 結果が5.0を超えたら第二段階に移る。
・第二段階:超(5)えたらこれ(50)引く。 コード番号から50を引く。
73なら73-50 = 23キロだ。
第二段階は、6から30kmまで。コード番号が81以上なら第三段階に移る。
・第三段階:はい(81)ごはん(5倍)にみそ(30)汁。 81以上なら一桁目を5倍して30を加える。
84なら4×5+30 = 50キロとなる。
第三段階は、35から70kmまで
コード番号89は「70キロ以上」と表現する。
90以上は主に船舶が使う別のルールで出題比率は低い。
実際に実技試験に多く出るのは、第一段階だが、出題範囲が徐々に広くなっているので、第二段階くらいは覚えておいたほうが良い。
第26回気象予報士試験、実技2の問3では、視程コード23、03、05、24、65、86、81の読み取り問題が出題されている。
ま、この呪文を覚えれば大丈夫だけどね。
本当に分かっているかな?
実際に書き出してください。(答えは、末尾に示した)
Wikipediaによると、次のような表現になっている。
コードをこの計算方法で処理すると、キロメートルになるはずだ。
コード | 計算方法 |
---|---|
00 | 0.1 km より近い |
01-50 | 観測値(km)を10で割ったもの |
51-55 | (使用しない) |
56-80 | 観測値(km)から50を引いたもの |
81-88 | 観測値(km)から80を引き、これに5をかけて、さらに30を足したもの |
89 | 70 km より長い |
↓
↓
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視程コード23、03、05、24、65、86、81の計算方法
23 = 2.3km 計算方法はこちら⇒ 23÷10
03 = 0.3km 計算方法はこちら⇒ 03÷10
05 = 0.5km 計算方法はこちら⇒ 05÷10
24 = 2.4km 計算方法はこちら⇒ 24÷10
65 = 15km 計算方法はこちら⇒ 65-50
86 = 60km 計算方法はこちら⇒ (86-80)×5+30
81 = 35km 計算方法はこちら⇒ (81-80)×5+30