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2018年9月9日 16:43 #9599えぐにゃんゲスト
気象予報士試験の学習のバイブルとされている「一般気象学」(小倉義光著)を最近購入し、遅ればせながら試験終了後に読み進めているところですが、内容が難しすぎていまいち意味が頭にはいってこない状況です。
気象予報士を目指すならば「一般気象学」を理解し知識を持っておくべきとは思うのですが、正直「レベルが高い」代物で、すべてを理解するのは当面無理のような気がします。とりあえずはわかる範囲のみ読み進めていこうと考えています。
皆さんは「一般気象学」をどのように読んで学習されているのでしょうか。また、気象予報士を目指すなら「一般気象学」に記載されていることは理解しないといけないのでしょうか。
ちなみに試験の一般教養知識については別の参考書で学習を進めました。 -
2018年9月10日 06:54 #9600ウルトラゾーンゲスト
えぐにゃんさん
気象予報士になって実際に予測を行ったり人に説明するには、学術的、理論的な知識が必要だと思うので、気象予報士を目指すなら「一般気象学」に記載されているようなことを理解するように努めるのは大切な事だと思いますが、受かった人がほとんど理解できているかというと、そうでもないかと思います。
私も理解できてません(だから受かってない?(^^;))
たぶん難しいと感じるのは、数式がたくさん出てくるのが一つの要因だと思います。
「一般気象学」は大学の授業でも使われていた気象学の入門書、といった位置づけのようで、たぶん難しい数式は極力なくして平易に書かれているのだとは思いますが、それでもたくさん数式が出てきます。
でもこれらは全部覚える必要はなくて、覚えなければいけないのはごく一部だけです。しかもそれら必要な式は気象予報士試験向けのテキストにもっとわかりやすく?記載されています。
ただ、そういったテキストもほとんどが、この「一般気象学」の図表などを引用しているのでネタ元の多くはこの本だと思います。なので、読んでいて損はない本だと思いますよ。
メインは一般のテキストや問題集、過去問などをやって、余裕のある時に(読み物を読む感覚で)読んでみる感じでいくのはどうでしょうか?そして、私もそうなのですが、何回も読み返す度に新たに理解できるところがふえていくのではないかと思います。
あと、この本は2016年に改訂されているとは言え、1984年の本ですから、当時から気象の観測技術や研究がかなり進んでいるはずだ!という事も念頭に置いておいた方がいいかもしれません。例えば梅雨期に見られる湿舌については「湿舌が南寄りの風にのって延びていて、豪雨をもたらす水蒸気を補給している」と書かれていますが、現在では、湿舌は豪雨の原因ではなく、水蒸気が過剰に補給された結果生じるものだという認識のようです(←このあたり、私の認識違いならごめんなさい) -
2018年9月11日 16:30 #9602電球ゲスト
えぐにゃんさん、こんにちは。電球と申します。
一般気象学は受験生必携のバイブル、間違いないです。
が、その内容について熟知する必要があるか・・・は
必ずしも、そこまで求められているとは思いません。
ただし、気象現象で何かわからないことがあった場合
「一般気象学のあのあたりに書いてあったよな・・・」
程度には、知っておかれたほうがよいと思います。拙者が受験生だった頃の一般気象学の使い方ですが、
学科一般の過去問を解いたら、各々の設問について
関係する項目を一般気象学の中であたりました。
正解でも不正解でも必ずあたるクセをつけました。また、実技の過去問でも「??」思った点について
一般気象学をひっくり返していろいろ探しました。こういった、辞書みたいな使い方をすることで
慣れ親しんでみたらいかがでしょう??もちろん、なにがなんでも根性で通読すべし!
といった御意見もあるとは思いますが・・・ -
2018年9月12日 07:19 #9603とうりゲスト
電球様が書かれましたので。いまだ学習中の私には、この教科書(2016年の補訂版)。一般知識をテーマごとに、いまは「温位」。53頁では、(3.34)から(3.37)になるのをみながら、「保存」が証明される、式の使い方をみて、また「この質問はばかげている」、「ちゃんとした理由」があるなど、思い出しながら、小倉氏の脳に近づきたい。例での、二つの空気の塊で、温位を考えて、なぜー50℃を考えたのか、天才の脳をさぐることになって、たちまち1時間をすごします。そのように刺激的な本。ウルトラゾーン様、私はまだまだ。
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2018年9月15日 07:21 #9610とうりゲスト
秋なので、睡眠中、周りから聞こえてくる「雨の音」。耳を澄ませていると、静かに広がるように深くすーと消えていきます。このあたりの表現は無数にあり、どれも私自身が聴いたものに相当しないような思い。「一般気象学」補訂版を開くと、第4章が相当。雨粒の大きさには種々あって、球形に仮定して、表面積を考えて、雨粒の半径が推定されます。雨粒の大きさと「音」の関連はどうか、その手掛かりは、併合過程での雨粒の大きさと、雨粒が建物にぶっつかる音やその反射から考えていくのでしょうか。難問のような気がします。本を見ながら考えています。
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2018年9月27日 05:17 #9642えぐにゃんゲスト
半分も理解できないまま、ようやく1回目読了しました。今後は定期的に目を通すとともに、電球さんの言われているように、辞書としてこの本を活用できたらと思います。
近いうちにこの本が書かれていることを完全に理解できればと思います。 -
2020年9月16日 16:00 #16022タカゲスト
一般気象学についての疑問はこちらでいいでしょうか
一般気象学253ページの最後の3行あたり
「気温減率は約2.5℃/㎞」で空気塊が1㎞/日で下降すれば、断熱昇温によりまわりの空気より温度が高くなる割合は7.5℃/日となるが読解できません。表2.1を使い、50㎞→30㎞(図9.4循環図より)まで空気塊を下降すると270K→320Kとなり、まわりの空気226Kとの温度差は94K/20㎞ 1㎞/日 より 4.7K差(4.7℃)/日 と計算してみましたが、7.5℃/日はどのように算出される数字なのでしょうか?
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2020年9月17日 13:14 #16023天亀ゲスト
タカさん、はじめまして。ご質問の件ですが、乾燥断熱減率を用いるとお分かりになるかと思います。
まず、空気塊が1km下降すると、断熱昇温により気温が10℃上昇します(乾燥断熱減率を1.0℃/100mとした場合)。また、一般気象学に記述があるように、周囲の空気は2.5℃/kmの気温減率になっているので、1km下降した先では、周囲の空気の温度が2.5℃上昇しています。
今考えているのは「断熱昇温によりまわりの空気より温度が高くなる割合」、すなわち周囲の空気に比べ、空気塊の温度が相対的にどれだけ上昇したかということです。ですので、断熱昇温による空気塊の気温上昇10℃から、周囲の空気の温度上昇2.5℃を差し引き、7.5℃/日という値が得られます。
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2020年9月17日 17:24 #16024タカゲスト
天亀さん
わかりやすい説明ありがとうございました。理解できました。
下降する空気塊と周囲の空気(主役と脇役)がごっちゃになっていたことと、
乾燥断熱減率を1.0℃/100mを応用できてなかったです。まだまだですね。頑張ります。
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2020年10月4日 21:36 #16191スノーマンゲスト
えぐにゃんさま:
「一般気象学」を愛読している者です。
皆さん書かれていますが、同書は多くの受験生にとって「難しい」と言われます。私も最初の印象は「難しい!」でした。しかし、読者自身が工夫を加えることで読みやすい本にすることは可能だと私は考えます。
工夫といっても大げさなものではなく、私の場合は「式に補足説明と単位をつける」とう単純なものでした。面倒かも知れませんが、一度やってみてください。気象は物理が基本となっていますので、式に単位をつけると変数や定数の意味が分かるようになります。私はフリクションボールペンで式に補足説明や単位をどんどん書き込んで理解を深めました。他にも色々と工夫を加えまして、手垢・書き込みだらけですが、最終的に教科書ガイドのようなものができあがりました。何ページのどこに書いてあるかもわかるほどです。既に原形をとどめていないことから、私はもう1冊新品を買いました。
「分からなくなったらまずはこれを読む」、まさに座右の書に出会うことができたのは大きな収穫です。
ちなみに私は今回(第54回)合格することができましたが(通算5回目)、学科一般と実技1で同書と大きく関連する問題が出題されていました。問題を見た瞬間、一般気象学で読んだ内容だと気づき、正答を書くことができました。神様からご褒美を頂いたというか、そんなスピリチュアルなものまで感じた次第です。
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