門前小僧さん,こんにちは.
作用中心という用語を予報官が短期予報解説資料で使われていましたね.本来は使ってほしくなかった用語です(^0^;) 気象で言うと,作用中心は長期予報でよく使われる用語で「広い地域における天候を支配する気圧系」のことを言います.もともとはロスビーさんが提唱した用語で,英語ではCenter of Actionです.ところが,短期予報でもたまに見かける用語でもあるのですが,この場合の意味することは私にもわかりません.流体力学などの他の力学分野でも,使われているのを見たことはありません.
おそらくですが,寒冷渦の中心を回る渦がトラフの移動に影響している(作用している)という意味で使われている気もしますが,正確な物理用語としていかがなものかと私は感じます(^0^;)
ですので,作用,作用中心という用語は,気象予報士試験では理解していても使わないでくださいね!作用という用語自体,しっかりと理解していないとだめ出し食らいます(^0^;) さらに渦というものは,流体力学でも詳細に扱われるテーマですから,渦における作用とは何かを理解していないといけません(^0^;)
2つめの質問については,支配的な要因は「後面からの寒気移流が強いから」でいいと思います.