図が書けると良いのですが、記述式の答案練習も兼ねて説明を作ってみました。
(1) コリオリ力が働く場合、高圧側から低圧側にまっすぐ動き始めた空気は徐々に曲げられ、やがて等圧線と平行に運動するようになります。これが地衡風ですね。ここは出発点よりも気圧の低いところです。
(2) コリオリパラメーターが(1)の場合大きい場合も(1)の場合と同様の動きになりますが、空気は(1)の場合よりも強く曲げられるため(1)の場合よりも早く等圧線と並行に動くようになります。この場所は(1)で地衡風が吹いている場所よりも気圧は高い場所です。
風は気圧による位置エネルギーが運動エネルギーに変化したものなので、地衡風は空気の出発点から地衡風となる場所までの気圧の差が大きい(1)の方が(2)よりも強くなります。