天気の判断(雷)について[第42回(平成26年度第1回)実技1問1(2)②]

はじめに フォーラム めざてん掲示板1 天気の判断(雷)について[第42回(平成26年度第1回)実技1問1(2)②]

  • このトピックには7件の返信、1人の参加者があり、最後にウルトラゾーンにより6年、 4ヶ月前に更新されました。
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    • #8107
      ウルトラゾーン
      ゲスト

      第42回(平成26年度第1回)実技1問1(2)②で
      父島の天気を選ぶ問題がありました。

      父島の天気記号には
      現在天気にww13の電光は見えるが雷鳴はない
      丸の中(雲量)は、十分雲量で2,3(晴れ)

      私は「雷」と書いたのですが、公式解答は「晴れ」で間違ってしまいました。

      この公式解答から推測すると、ww13の電光は見えるが雷鳴はないは、15種の天気に定められた雷に該当せず、天気を雷とするには、雷電記号以上でなくてはならない。という事なのかな?
      と思ったんですが、これで合っていますか?
      どこかに、これらの判断の根拠となるような基準が載っていますでしょうか?

      画像付きの詳細は以下に・・・
      http://ultrazone7.hatenablog.com/entry/2017/12/28/%E9%9B%B7%E3%81%8B%EF%BC%9F%E6%99%B4%E3%82%8C%E3%81%8B%EF%BC%9F

    • #8112
      たっしょ
      ゲスト

      ウルトラゾーン様

      気象庁の資料に「気象観測の手引き」というのがあります。

      P59を見ますと、
       15   雷   観測時刻の前10分間に雷電又は雷鳴があった状態

      また翌P60を見ますと、
       雷電   電光(雲と雲との間又は雲と地面との間の急激な放電による発光現象)と雷鳴がある現象
       雷鳴   電光に伴う音響現象

      とあり、気象庁は電光だけでは天気として雷とは認めない!というのが自分の解釈です。

      当然(と偉そうに言うほどではないですが)、私も「雷」と答え、???となりました。学科専門の学習の時にこの資料をチラッと見ておりましたので、もしやするとと思い目くじらたてて調べてみますとこのような記述がありました。自分としては出題者の意地悪と思いたいのですが。(もし気象予報の世界で当たり前のことであれば、逆にショックですが)

      それにつけてもこの復習に対する念の入れよう、ウルトラゾーン様 恐るべし です。

    • #8113
      ウルトラゾーン
      ゲスト

      たっしょ様

      早速のお答え、ありがとうございます。
      大変参考になりました。

      本当ですね。今見たら確かに気象観測の手引きに載っていました。
      こんなところに書いてあったとは!!(>_<)
      と言うか、気象観測の手引きは1回ちゃんと通して通読しなければいけないと思っていたのに、まだ読んでませんでした。
      はやいところ読まなければ。全81ページなので年内にいけるかな?

      ちなみに、今なんとなく「過去天気」で検索をしていたら、たまたまこんなサイトを見つけました。
      国立天文台 理科年表オフィシャルサイト
      https://www.rikanenpyo.jp/FAQ/kisyo/faq_kisyo_003.html
      ちゃんと「雷は観測時前 10 分以内に雷電(電光と雷鳴 )または雷鳴が観測された場合とし、電光のみが観測された場合は雷とはしない。 」と書いてありました(^_^;)

      過去問をやっていると、いろんな疑問がどんどん湧いてくるんですが、中には疑問点すらはっきりわからなくてぼんやりした違和感みたいなものだけが残る!といったものも多いので、今回のように比較的はっきりした疑問は(気力があれば)追及しておこうと思っています。

    • #8114
      門前小僧
      ゲスト

      ウルトラゾーン様、たっしょ様

      実は私も、この問題で全く同じ間違いをしていました。
      その時は自分なりに「雷光は『天気』ではない。ただの『現象』なのだ」
      という解釈で流していました。

      今回のお二人のやりとりを拝読して、「雷」と「雷光」「雷鳴」の違いは
      認識を新たにさせて頂きました。

      しかしながら、ひとつ腑に落ちないのは、
      あの位置、つまり「現在天気」が標記されるべき位置に「雷光」の記号が
      標記されるというのは、いったいどういうことなのか、ということです。
      「天気」として認めるのは「雷」だけだとしたら、
      「雷光や雷鳴だけでは天気の状態ではない」⇒「現在天気の位置には標記しない」
      ということになるのではないか・・・とも考えられます。
      それとも「天気”以下”」の現象の標記なら、雲量から判断しなさいという
      暗黙の決まりでもあるものなのか・・・。

      そこまで突っ込んで考える必要はないのかも知れませんが、
      当時の疑問が再燃しています。

      それにしましても、お二人の”徹底追求”の姿勢には敬服いたします。
      流して数をこなす、だけでは、まだまだ合格は遠いと痛感します。

    • #8115
      ウルトラゾーン
      ゲスト

      門前小僧様

      地上天気図に記載されている天気記号(現在天気、雲量、気温、風速風向、露点、視程、気圧変化などなど)は国際通報式のものなので、各国共通の統一された方式で通報しないと地球全体の天気図を作る事ができません。
      なので国際通報式では、その決まりに則って記載され、国ごとの天気などを判断する際には読み替えが必要だという事なのではないでしょうか。
      国によっては、雷光が雷に含まれているところもあるかもしれませんが、日本では含まないという事で、昔小学校で習った天気記号でも、曇りは二重丸(◎)で雨は黒丸(●)でしたが、国際通報式では二重丸はないし、黒丸は雲量10です。
      また上の理科年表オフィシャルサイトのリンクにもあるように、例えば「煙霧、ちり煙霧、黄砂、煙、降灰によって視程が1km未満」ならば天気は煙霧とする、のように黄砂でも山火事の煙でも視程が1km未満ならば煙霧とし、日本でたった15個しかない天気に当てはめるために、(有人観測地点では)96個もある国際通報式の現在天気を統合したり、その他の情報との組み合わせで分類して日本における天気を決める。という事だと思います。

      あれ?なんだか書いていて、ちゃんと回答になっているのか不安になってきましたので、この辺りで(^_^;)

    • #8116
      門前小僧
      ゲスト

      ウルトラゾーン様

      ご回答、ありがとうございます。
      拝読したあとに、今一度「理科年表」のサイトを読んで、
      ちょっと合点がいきました。

      1)同時にいくつかの現象がある場合の優先順位は、次のとおり。
      「雷、ひょう、あられ、雪、みぞれ、雨、霧雨、霧、高い地ふぶき、砂じんあらし、煙霧」
      2)上記の現象がない場合、雲量で決める。
      雲量 0 ~ 1 : 快晴、 2 ~ 8 : 晴、 9 ~ 10 : 薄曇(上層雲が見かけ上他の雲より多い場合 )または曇(中層雲及び下層雲が見かけ上上層雲より多い場合 )

      つまり、このトピックの問題では、
      現在天気は「国際式」に則って、雷光の記号を標記してあるが、
      雷光は、1)の現象に含まれない(雷ではない)から、2)の規則に則り、
      日本においては雲量で判断する。
      その結果、問題の解答は「晴れ」となる・・・。

      ということになる、と解釈しました。
      この「雷光」は、本当にレアケースというか、
      他に「国際式記号」にあって、国内式に当てはめられないケースって、
      理科年表と気象庁のHPを照らし合わせて見ても、少ないと思います。
      「煙」も、視程で「煙霧」に含まれるかどうか変わりますが、
      変わるという曖昧さがある分、試験問題には出されないでしょうから。

      考えるほどに、かなりマニアックな問題だったんだなと思うところです。
      でも、かなり納得は出来ました。
      ありがとうございます。

    • #8117
      たっしょ
      ゲスト

      みなさまこんばんは。

      門前小僧様、ウルトラゾーン様
      理解の深まるコメント、ありがとうございます。自分と同様の解釈をされる方がいらして、うれしい限りです。

      ですが、次なる疑問が湧き上がってきます。
      96種の国際式記号のどれとどれが門前小僧様がおっしゃる、1)の11種の現在天気に割り当てられるのか?
      逆に2)の快晴~曇に割り当てられる国際式記号はどれとどれか。

      試験のことを最優先にするならば、本番1月前にそんなことやっとる場合ちゃうで なのでしょうが、気になってしまう感じです。

    • #8120
      ウルトラゾーン
      ゲスト

      96種の記号については、単独で判断できるものと、時間の条件が入ってくるもの(「前1時間内」になど)などがあるので全てを15種天気と1対1で対応づけるのは難しいと思いますが、だいたいの対応はつける事ができます。
      あと、気象予報士かんたん合格テキストの102ページに主だったものは書いてありますね。
      例えば
      ・雷=前10分間に雷電または雷鳴があった状態。(現在天気ww=17,95~99)
      ・ひょう=ひょうが降っている状態。(現在天気ww=89,90,93,94※93と94については雪、みぞれ、あられ、ひょうの可能性があるので、ひょうである根拠がないと判断できない。また95以降については雷の方が優先するのでひょうとはならない)
      ・あられ=雪あられ、氷あられ、凍雨が降っている状態。(ww=87,88,93,94※93以降についてはひょうと同じ考え方)
      ・雪=雪、霧雪または細氷が降っている状態。(ww=70~79,93,94※93以降はひょうと同じ考え方)
      などなどです。一部を除いて、1対1で覚える意味はあまりないと思うので、現在天気記号を見ればだいたい判断できると思います。
      一部とは、上に書いた凍雨はあられ、細氷は雪、他には黄砂は煙霧とかくらいでしょうか。

      快晴~曇に割り当てられる国際式記号というのは、逆に言えば15種天気のうち5の煙霧以上の天気に該当しない場合なので、これもほとんどは現在天気記号の意味がわかれば判断できると思います。例えば(三)←霧のつもり。ならば霧なので天気も霧、(二)←もやのつもり。ならば、天気は雲量から判断するといった具合に

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