実技試験の対策について

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    • #21558 返信
      辰巳
      ゲスト

      第55回は通算で3回目の受験でしたが、実技科目が通らず落第した大学生です。
      掲示板に質問されていた他の受験生の方のように、実技の演習では良い点数が取れるのですが、本番の応用がきいた問題に対応しきれず点数が振るわないことが敗因だったと思っています。
      直近の第55回で言うならば、「関東平野に寒気が居座った為に南方の温暖前線の北上が妨げられる」という理解が必要な実技1問2(4)③というような気象学的な常識が欠けていることが問題だと考えています。
      このような理解は自分が学習に利用した参考書(らくらく合格シリーズ)には記載されていなかったので、どう補強していけば良いか困っております。
      このような気象学的な常識を養う為にみなさんが行っていた事や、理解に役立てた参考書などがあれば教えていただきたいです。

    • #21725 返信
      さらしか
      ゲスト

      今頃ようやく1月の試験の見直しをかけています。(遅すぎるか・・トホホ)
      さて、「関東平野に寒気が居座った為に南方の温暖前線の北上が妨げられる」ということですが
      「らくらく合格シリーズ」のような一般的なテキストには出てこないでしょう。
      ただ過去問を見直すと、関東地方の内陸に寒気、冷たい空気が居座って・・・
      という内容の問題がいくつか出てきます。
      結局は過去問を何度もやって、そういった知識を積み重ねるしかないような気がします。
      私は年なので、そういった知識をつなげる回路がなかなかつながりませんが
      辰巳さんは学生さんということなので、過去問を繰り返す中で得た知識が
      1つにつながるスピードも速いと思います。
      テキストを使って基礎を固めた後は、過去問を中心に、知識の積み重ねを
      やっていってはいかがでしょうか。

      まだ気象予報士の試験に受かってもいない私のアドバイスですから
      どなたか、もう少しいいアドバイスができる方がいらしたら
      バトンタッチでお願いします。

    • #21745 返信
      辰巳
      ゲスト

      さらしかさん、お返事ありがとうございます。
      やはり「らくらく合格シリーズ」はあくまで基礎固め用のテキストですよね、、、
      過去問も今まで以上に総観場や地理的な条件などに注意しながら解き進めていきたいと思います。
      ありがとうございました。

    • #21809 返信
      Prometheus
      ゲスト

      第53回合格者です。少し長くなりますが、私なりに実技に向けた学習のステップをまとめてみました(あくまでもひとつの考え方です)。

      (1)基本的な事柄を理解する
      これは英語で言えば中学校までに習う5文型や必修単語のようなものだと言えます。
      例えば「一般気象学」は良い教科書なんですが、最初から通読しようとするのは中学生が英語学の本を読もうとするようなものです。従って、アカデミックな話には深入りせずサラッとイメージを捉える程度で流し読みでも良いと思います。難しければ例えば中学~高校レベルの理科の解説書、あるいは岩槻さんや財目さんの本あたりが取っ付き易いでしょう。

      (2)「らくらく~」のようなテキストで典型的なパターンに接する
      文法と単語が分かっただけでは英語が使えないのと同様に、基本的な内容を覚えても実際の気象現象を分析・予想できるレベルにはギャップがあります。また実技試験は制限時間の厳しい中で手際良い答案にまとめる必要があります。
      そのために有効なのは典型的なパターンを知ることでしょう(英語で言えばイディオムや頻出表現に慣れるようなものです)。但し丸暗記ではなくロジカルな理解が必要です。なぜこのような解答になるのか都度「一般気象学」を読み直すと新たな気付きがある筈です。

      (3)過去問などを使った演習を行う
      気象現象は二度と同じものは発生しませんから、(2)で扱う典型的なパターンを覚えただけでは対応不可能で「汎化」した理解が必要となります。過去問の演習の中では(2)のどのパターンでどういう解釈になるのか。パターンを外れた部分も含め「一般気象学」を片手に解釈を試みましょう。パターンにないものも繰り返し出てくれば自分のパターンとして身に付けましょう。余裕があれば毎日の天気図などを見て過去問と同じ問題が出題されたらどう答えるか考察するのも良いと思います。

      辰巳さんは恐らく(2)~(3)の段階に入っていると思いますので、解けなかった問題を「めざてん」の解説や「一般気象学」で理解しながら学習を進めれば、知らず知らずのうちに実力がついてくると思います。もし(2)の内容であやふやな理解にとどまっている部分があれば躊躇なく「一般気象学」で基礎の確認をしましょう。

      なお、仮に上記の学習でカバーできない気象現象が出題されても大きな心配はないと思います。と言うのも、多くの受験者が解けないような難問があれば合格レベルの調整が入ると予想されるからです。割り切った言い方をすれば、合格可能性を高めるようなテーマを重点的に学習するのが得策です。もちろん単なる出題傾向の多寡だけでなく、多くの事項の基礎となる項目をガッチリ固めることは重要です。

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