はなはなさん。
第19回の専門知識の問11(d)
問題文
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摩擦の影響のため、地表付近の風は境界層上部の風に比べ弱い。日中の上下混合による運動量の鉛直輸送の結果、境界層より上の地衡風速が変化しなくても、大気境界層上部の風は(d:日中強く夜間に弱まる)日変化を示すことが多い。
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(d)は『誤』です。
『摩擦の影響のため、地表付近の風は境界層上部の風に比べ弱い。』
この問題文にあるとおり、地表付近の風は弱く、大気境界層上部の風は強いのが普通です。
ところが、日中は地面が太陽光で加熱されることによって上下混合がおこり、境界層の大気が均一化されます。
風についても、地表付近の弱い風と大気境界層上部の強い風が混合されて、均一化されるのです。
この結果、日中の大気境界層上部の風は、夜間に比べて弱くなります。
ということは、(d:日中強く夜間に弱まる)は逆のことを言っていますね。
だから(d)は『誤』なのです。
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第18回の専門知識の問15(b)
問題文
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気象庁の1ヵ月予報における気温の予報では、平均気温の平年からの偏りを3つの階級(「低い」「平年並み」「高い」)に区分して各階級が起こる可能性の確立を発表している。
(b)異常気象の発生等により平年値と比べ平均気温の偏りが大きいと予想される場合に限り、予報の階級を5階級に分けて、「かなり低い」や「かなり高い」階級の確率を合わせて発表する。
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(b)は、センターの発表によれば『誤』です。
『無い』という証明は難しく、確証はつかめなかったのですが、長期予報で5段階の評価をするという資料は見つけられなかったので『誤』であろうと思います。
逆に、5段階予報があるという資料があれば、教えてください。
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この返信は4年、 10ヶ月前に北上大が編集しました。
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