専門過去問51回・問11につきまして

はじめに フォーラム めざてん掲示板1 専門過去問51回・問11につきまして

  • このトピックには3件の返信、2人の参加者があり、最後にヤマウミにより3年、 11ヶ月前に更新されました。
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    • #14753
      ケムシ
      ゲスト

      初めてご質問させていただきます。宜しくお願い致します。

      専門過去問51回・問11(b)につきまして
      「吹き寄せによる海面の上昇は風速の二乗に比例する」
      との回答が正しく、気象庁HPにも記載されていますが、
      なぜ「二乗に比例する」のでしょうか?

      単に丸暗記するのが難しく、理由を理解できればと思っております。
      宜しくお願い致します。

    • #14757
      北上大
      キーマスター

      ケムシさん、こんばんは。

      一言でいうと、
      『風(による応力)によって吹き寄せられた海面は、その勾配に応じた復元力(気圧傾度力と同じ)が働くので,釣り合いを考えて応力の式を導くと、応力が風速の2乗の次元を持つことになる。』
      ということです。

      詳しくは、下の文献に記載されています。
      『波浪・高潮の物理と数値モデルによる予測:高野洋雄(気象研究所)』

      めざてんサイトは、気象予報士試験に合格すること目的にしています。
      気象学者を目指している訳ではありません。
      学問の真理を求める場でもありません。

      予報士の受験勉強をしていると、これからも、なぜ?、どうして?と感じる疑問がたくさん出てくると思いますが、その都度、真理を追求していたら、受験勉強は間に合いませんよ。
      試験合格のための勉強ですから、割り切って『法則として』丸暗記して、とっとと別の勉強をすることをおすすめします。

    • #14761
      ケムシ
      ゲスト

      北上さん、ありがとうございます。

      おっしゃる通りで、なぜ?どうして??と、立ち止まってばかりです。
      『法則として』として丸暗記して、先に進みます。

    • #14775
      ヤマウミ
      ゲスト

      ざっくりいきます。正しくはありませんが、イメージとして。

      上昇した海面は風により位置エネルギーをもらいます。このエネルギーは海面が上昇した高さに比例します。

      一方、海面を上昇させた風は運動エネルギーを海面に与えます。そのエネルギーは風速の2乗に比例します。

      高校物理でやった運動エネルギーと位置エネルギーです。

      海面と風を一つの系とみなした時、エネルギー保存則が成り立つと考え、風速の2乗のエネルギーが海面上昇させるエネルギーに変わり、海面上昇の高さが生まれます。

      気象学までいかなくとも、高校物理の範囲でもとりあえずは納得できる状態になれます。

      逆にいくらその場しのぎをしても、先に行くと途端に高い壁。少なくとも上記のイメージを仮にでもできていれば壁はかなり低くなります。そして、正しい理解を自分で見つけられるようになりますよ!

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