気象衛星画像について

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    • #6435
      わかやま
      ゲスト

      おはようございます!

      気象衛星画像について、質問をお願いします。

      画像の種類ですが、使用する電磁波の波長に応じて名称がついています。

      可視、赤外1、赤外2、赤外3、赤外4となっていると思います。

      この、赤外1から赤外4なのですが、この1から4の数字はどうやってきめたのでしょうか?

      規則性が見いだせないので、運用順とかでしょうか?

      どなたかご存じでしたらよろしくお願いします。

    • #6436
      電球
      ゲスト

      わかやまさん、こんにちは。電球と申します。

      赤外1~赤外4の名前は、「波長」の順ではなく、
      その波長が利用されるようになった順番と思われます。

      伊東・西村・田中・岡本共著「ひまわり8号気象衛星講座」
      (東京堂出版2016年)の第1章からの引用です。
      なお、※は電球のコメントです

      IR(赤外1)とI2(赤外2)
      ひまわり1号から観測に利用されてきた波長帯で、
      大気中の気体分子による吸収が最も少ない波長帯で、
      通称「大気の窓領域」と呼ばれており、季節や緯度・
      昼夜に関係なく均質な観測ができるのが大きな特徴である。

      ※最も観測をしやすい波長帯であるため、真っ先に
       利用されたのが赤外1、次に赤外2、と推定されます。

      WV(赤外3)
      水蒸気による吸収および再射出の影響が最も大きな波長帯で、
      この波長で観測した画像を水蒸気画像と呼んでいる。
      ひまわりシリーズでは5号から開始・・・

      ※「大気の窓領域」よりも遅れて利用され始めている。

      I4(赤外4)
      ・・・この波長帯は太陽光の反射光の影響を受けるため、
      日中は太陽光の反射エネルギーと物体からの射出エネルギーの
      両方を、夜間は物体からの射出エネルギーのみを観測するため、
      日中と夜間の画像の見え方が大きく異なる。
      ・・・
      ・・・I4とIRの差分画像を作成することにより、
      周辺の陸面や海面との温度差の少ない雲頂高度の低い水雲も
      白く明瞭に解析できる・・・

      ※ひまわり何号からか、ハッキリした記載はありませんでした。
       ひまわり7号以降については、使われている記載はあります。
       WV(赤外4)と同じ頃か、それ以降では・・・

      上記の「ひまわり8号気象衛星講座」は面白い本ですので、
      図書館などで「実物」を見ていただくのを、オススメします。
      (4500円と比較的高価な本です・まずは見てみてください)

    • #6437
      わかやま
      ゲスト

      電球様

      ありがとうございます!

      なるほど、そういうことだったのですね!

      ご紹介いただいた「ひまわり8号気象衛星講座」についても

      また見てみたいと思います。

      一つ一つしっかりと意味を考えながら、合格を目指してがんばりたいと思います。

      丁寧なお返事、本当にありがとうございました。

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