第43回(平成26年度第2回)気象予報士試験 一般教養 第3問

はじめに フォーラム めざてん掲示板1 第43回(平成26年度第2回)気象予報士試験 一般教養 第3問

  • このトピックには3件の返信、2人の参加者があり、最後にRusty2101により4年、 4ヶ月前に更新されました。
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    • #15538
      Rusty2101
      ゲスト

      いつも有意義にサイトを利用させていただいております。
      ありがとうございます。

      根本的に私自身の学習不足もあり、申し訳ありません。

      (b)の比湿sについて
      s=0.622*12.3/500
      となっていますが、この空気塊の温度は22.5℃であるのに
      なぜ露点温度10℃に対応した飽和水蒸気圧12.3hPaを用いるのでしょうか。
      問題文に「飽和している」という条件があれば納得なのですが・・・

      ご指導いただけると幸いです。
      よろしくお願い致します。

    • #15539
      sj
      ゲスト

      私も十分に勉強したわけではないので、人に説明しながら私も勉強できたらと思い、説明させていただきます。
      比湿=水蒸気質量/乾燥空気質量+水蒸気質量となります。
      Cを見ていただけたら分かりやすいと思いますが、20度の飽和水蒸気圧は23.4hPaとなります。飽和ということなので、湿度が100%のときにはこの数字になりますが、湿度は80%という記載があるので、×0.8をしています。
      bに戻ってみると、温度は22.5度と書いています。ここで湿度が100%だったり、それ以下でもCと同様にx%という記載があれば、22.5度の飽和水蒸気圧にx/100をかけ、気圧で割ることで答えが出ますが、そのような記載はありません。
      そこでキーワードになってくるのが露天温度です。露天温度=湿度100%なので10度の飽和水蒸気圧の12.3hPaを気圧で割ったものが答えになります。
      ※0.622の説明は省いています。
      ※湿度が100%の時も、飽和水蒸気圧にかける1.0をしているイメージだとわかりやすいかもしれません。

      私も試験を一度も受けたことないのでわかりづらい説明かと思いますが、いかがでしょうか?
      また他の方も追加、訂正等有ればご教授頂けたらと思います。

    • #15542
      北上大
      キーマスター

      Rusty2101さん、こんにちは。

      問題文はこうなっていますね。
      (b) 温度 22.5°C,露点温度 10°C,気圧 500hPa の湿潤空気塊

      この文章はこんな意味なんです。
      『現在の気温は22.5℃ですが、気圧500hPaのままで冷却すると10℃で飽和する』

      ここで知りたいことは、(b)の状態の空気の中の水蒸気量がどのくらいあるのか?ですよね。

      だけど、現在は飽和していないので含有している水蒸気量が分かりません。
      そこで、気圧500hPaを維持したまま冷却しても含有している水蒸気量は変わりませんから、
      冷却して無理やり飽和させた(10℃)の飽和水蒸気圧を使えば、含有している水蒸気量(水蒸気圧)を知ることができるのです。
      水蒸気圧

      • この返信は4年、 4ヶ月前に北上大が編集しました。
      • この返信は4年、 4ヶ月前に北上大が編集しました。
      • この返信は4年、 4ヶ月前に北上大が編集しました。
    • #15552
      Rusty2101
      ゲスト

      sj様、北上大様
      とても丁寧にご指導頂きありがとうございます。

      sj様
      (c)のイメージを基にすると確かに納得ができました。

      北上大様
      飽和の有無に関わらず水蒸気量は変わらない。この視点が不足していました。

      引き続き学習を深めようと思います。
      ありがとうございました。

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