第48回実技1

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    • #7291
      古久根 敦
      ゲスト

      皆さん,おはようございます.

      見直しをしていないのですが,ざっと第48回実技1を解いてみた上で,こんな解答になっちゃったということをご紹介させていただきます(解答用紙は入手できていないため,解答上の表記の違いはあるかもしれません).正式には支援センターの公式回答をお待ちください(^0^;)

      問1
      1.発達中,2.東,3.20,4.海上暴風,5.50,6.海上濃霧,7.東,8.積雲,9.高積雲,10.弱いしゅう雨,11.6,12.雷電

      問2
      (1) -4hPa,-16hPa,-20hPa
      (2) 1.急速,2.下降(低下),3.北,4.千島近海,5.遅く
      (3) 1.低気圧に対応する500hPa面トラフが低気圧中心の西側から次第に近づく.(36字)
        2.低気圧の後面で25~50ktの西北西による強い寒気移流,前面で40kt以上の南寄りの風による非常に強い暖気移流がある.(59字)
      (4) 12時間後:(低気圧中心は)500hPa強風軸からやや離れた南側(暖気側)にある.(22字)
        24時間後:(低気圧中心は)500hPa強風軸の直下にある.(16字)
        36時間後:(低気圧中心は)500hPa強風軸からやや離れた北側(寒気側)にある.(22字)

      問3
      (1) (省略)
      (2) 1.-31℃
        2.RS,積乱雲,温暖前線の北側(付近)
        3.平均高度9240mにおける平均気温に対し平均の輝度温度は,PQでは10℃以上高く,RSではほぼ同じだから.(53字)
      (3) 1. 600hPaより下層で湿潤域,それより上層で乾燥域である.(29字)
        2. C:エ,D:オ

      問4
      (1) 27日2時
        寒冷前通の通過前後で最下層の風向が南成分から北成分に変わるとともに強まり,通過後の上層では風の観測がなく乾燥空気が流入したと考えられるため.(68字)
      (2) 26日18時
        風向が南風から東風に変化した.(15字)
      (3) 27日1時

      問5
      (1) 12時間後:-7℃
        24時間後:-6℃
      (2) 1.12,2.31,3.50,4.大雪,5.湿った雪,6.着雪,7.50,8.暴風雪,9.高波

      ※問題自体はオーソドックスですが,問題に問われていないところを含め,なにげに奥深い事例です.

    • #7298
      まだ
      ゲスト

      古久根さん、どこよりも早い模範解答ありがとうございます。
      自分も解答を再現し、採点してみました。

      問3(2)
      やっぱり輝度温度が分かっていませんでした。
      というか、今もよく分かっていません。以下の通りで合っているでしょうか。
      ・平均気温=輝度温度 →雲頂は300hPaより上にある!
      ・平均気温<輝度温度 →雲頂は300hPaより下にある!

      問4(1)
      「通過後の上層では風の観測がなく乾燥空気が流入したと考えられるため」ですか...
      自分の答「また上層に向かって風向が反時計回りに変化している時間だから」では、やっぱり点数もらえないですかねえ。

      問4(2)
      自分の答「最下層の風向が南から西に急変した。」。
      ここは、自分の答の方が合っていると思います。

      問5(2)
      「5.湿った雪」ですか。そうですよねえ。「みぞれ」って書いてしまいました。
      「7.50」となる理由がよく分かりません。自分は「40」と書きました(自信なし)。

      • #7332
        古久根 敦
        ゲスト

        皆さん,こんばんは.

        問5(1)について解答が一部抜けておりました.

        地上気温について,
         12時間後:-0.6℃
         24時間後:-0.2℃
        です(^0^;)

        また,問4(2)については,
         26日18時,風向が南風から西風に変化した.(15字)
        が正しいです.すいません.

        さらに問4(1)については,
        上空について,トラフ通過に着眼し,南西風から西風に変わることに言及してもいいと思います.

    • #7299
      あおい
      ゲスト

      まださん
      問5の7は、図1が鍵ですね。私も最初見落としていました。

    • #7300
      あおい
      ゲスト

      古久根さん
      実技1解答ありがとうございます。すごく助かります。
      参考にさせていただきます。

    • #7302
      古久根 敦
      ゲスト

      まださん,こんばんは.

      問3(2)はその理解であっています.問題で与えられた衛星画像では可視・赤外ともに白く,特に赤外では非常に明るい雲域です.赤外画像は輝度温度の変換によって画像の明るさを示しているため,非常に明るい雲域は輝度温度が低いことになります.ただし輝度温度が低いからと行って.そのまま雲頂高度を決めることはできず,上層の気温との差によって決めることになります.上層に寒気がいても雲域がなければ輝度温度は低くなります.

      問4(1)は鉛直方向に見れば前線の通過前後で暖気移流から寒気移流に変化することを示唆していますから,これでも正解だと思います.私の場合,問題文の「上空」という用語を重視し,「鉛直方向」ではないと理解したために上層乾燥域に着目したわけですが,まださんの解答は決して間違っていません.

      問4(2)これは私のタイプミスです(^0^;) まださんの解答で正解だと思います.

      問5(2)5についてはその後の6の「着雪」を答えさせるための伏線ですから,湿った雪がふさわしいと考えます.着雪は乾いた雪とは違い,雪片表面が水膜で覆われているからこそ起きる現象です.みぞれかどうかは気温に加え湿度も重要ですから,みぞれという判断は問題中からは判断できません.

      問5(2)7については天気図上の矢羽(風速)はあくまで予想結果ですので最大風速かどうかはわかりません.問5(2)の問題文の冒頭では「図1~図3を用いて」とあります.私の場合は図1で発達中の低気圧が.12時間後には北海道付近に接近する予想であることと,図1で24時間以内に最大風速が50ノットに達する予想になっていることから,50ノットとしました.

      • #7303
        古久根 敦
        ゲスト

        一部修正です.

        問3(2)の部分の「上層に寒気がいても雲域がなければ輝度温度は低くなります」は「上層に寒気がいても雲域がなければ輝度温度は高くなります」.

    • #7306
      まだ
      ゲスト

      あおいさん、ご指摘ありがとうございます。
      古久根さん、大変詳しい解説、大変ありがとうございます。
      謎はすべて解けました!

      特に問5(2)7については「うわー!」と叫んでしまいました。
      推理小説読んでて、犯人が出てきても伏線が分からないダメな読者ですね、自分。
      いやー、それにしても見事な引っ掛けですね。
      最後の問5。時間に追われる中での解答で、見事にやられてしまいました。
      上に書いた以外でも、細かなケアレスミスが多数あり、早くも半年後に向けて準備が必要なようです。
      あー情けない。

    • #7372
      Yoshiken
      ゲスト

      こんばんは。Yoshikenです。今日、解いてみました。

      表紙を見ると、時期は冬であることがわかる
      とともに、急速に発達する低気圧が匂いますね。
      試験開始前でも2枚目は透けて見えるので、結構
      重要な情報が仕入れられます。

      図の一覧を見ると、500hPaと地上の資料が
      多いことから、上空のトラフや強風軸と
      地上低気圧の対応に着目して、低気圧の
      盛衰を問うんだろうな・・・と。

      ただ、納得のいかない模範解答が。
      それが問4(1)です。前線が
      通過した時刻の根拠を答えさせる問題です。。
      「最下層および上空の風向風速」とあるので、地上風の
      変化した点と、上空の風の観測高度が減少している
      点(=乾燥域の突入)を書きました。
      (古久根さんと同じ趣旨)
      が、模範解答は以下の通り。

      「最下層の風向が南⻄から⻄北⻄に変化し,風速が 30 ノットと
      強くなり,上層に向かって反時計回りの風向変化となったため。」

      「上層に向かって反時計回りの風向変化」が気に入りません。
      これは、風の鉛直方向の変化ではないかと。
      ただ、まださんのように、きちんと汲み取った人もおりますし、
      間違えではないので、弁解の余地もありませんが、私の解答趣旨も
      正解として認めてほしいと思っちゃいます。

    • #7552
      ウルトラゾーン
      ゲスト

      実技1を時間を気にせず、3日に分けて(^_^;)少しずつ解いてみました
      (本当は先週中に解く予定だったんですが遅れてしまいました。解くまではこのスレッドも公式解答も見ないようにしておりました)

      答え合わせの結果は、50~60点+αといったところでしょうか(あくまでも制限時間無視での結果)

      記述問題では、風向風速など、問題文に指定がない限りは具体的な数値はあまり使わない方がいいのかと勝手に思って「南より」とか「強い風」(←アウトなのはわかっていた)などの表現を使ってしまっていたのですが、全て数値や正確な風向を使って解答されているので、なるほどと思いました。
      あと、湿数の分布についての質問であれば、イコール湿潤域の分布について答えなさいよと言っていると考えていいのだと認識しました。
      他にもいろいろ気づいたのですが、すぐに忘れてしまうでしょう(繰り返しやって定着させねば)

      あと悔やまれるのは、問5は穴埋めだったんですね。時間が足りなくて全部空欄で提出してしまいました(T_T)
      (2)の7の50ノットはわかりませんでしたので8と9もつられて間違ったとしても10点以上の失点。(7については、解答を見てからも、資料で50ノットを探してもどこにも見つからず、「俺の目は節穴か!」と思いましたが、図1の低気圧の接近に伴い予想された最大風速だったのですね。)

      それにしても、古久根さんの解答はほぼ正確に公式解答に沿った答えになっていて改めて尊敬しました。
      私も早く出題者の意図を読み取った解答が書けるよう精進しなくては!(その前にスピードを)

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