第61回実技1問4(3) パーセントの計算

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    • #47701 返信
      チョコ
      ゲスト

      問4(3)の2で、湿度が(約)52%から97%に上昇したのを、何%上昇したかと問うています。嫌な予感はしたのですが、模範回答は40(50)でした。
      パーセントの比なら、(97-52)/52×100≒80(%)上昇と答えなくてはいけない気がします。40(50)ポイント上昇ならわかります。特に訂正や採点配慮などはありませんでしたが、みなさん違和感ありませんでしたか。私だけ?

    • #47710 返信
      かねけん
      ゲスト

      チョコさんの言われる通りでしょう。センターの解答例が間違っているようです。解答例の数値が正解と主張するためには単位は%ではなくポイントと書いておく必要があります。単位が%と書いてあるので正解は80ということになるでしょうね。センターの出題者のレベル低下、チェックの甘さが半端ではありません。

    • #47717 返信
      Prometheus
      ゲスト

      相対湿度の尺度としての性質を考えれば理解出来ると思うのですが……。

    • #47721 返信
      チョコ
      ゲスト

      かねけんさん、Prometheusさん コメントありがとうございました。
      どちらとも取れるような出題にもかかわらず救済もされず、80と回答したことで涙を飲んだ方がもしいたら、と思うとやりきれない気持ちでいます。

    • #47746 返信
      Prometheus
      ゲスト

      チョコさん、それ違います。

      これはどちらとも取れるような問題ではありませんし、解答80に対する救済の必要も無いでしょう。読み誤った結果涙をのんだ受験者への同情は分からないでもありませんが、だからと言って80も正解にすべきだという結論に留まっていては気象を学ぶ意味はありませんよ。

      解説すると、問題文の空欄(2)の後の%は相対湿度としての%です。%RHと書いたら紛れが無かったかもしれませんが、相対湿度自体の単位は百分率を使うため%と表記します。そうであれば、計算の方法は空欄(1)で温度の低下を求めるのと同じ。この2つの空欄は、言わば対句になっているようなものです。

      一歩譲って、一般論としてパーセント同士の差ならパーセントポイントと書くべきだというのは正しいです。しかし、湿度や湿度の差に%RHの意味で%を添えるのは気象学の流儀です。このような決め事が無ければ一般論を持出すのは結構なのですが、気象学の枠組みに決め事があれば一般論はオーバーライドされます。(これは特別法が一般法に優先することや、OOPの継承やオーバーライドと同じ流儀だと個人的には思っています)

      何が気象学特有の決め事なのか?それは、題材に接していることで次第に掴めてきます(北上大さんの記事で読んだ「土地勘」という表現がピッタリきます)。

      一般的な知識や他分野の知識は気象を学ぶ土台として有効ですが、それに拘るものではありません。既存の知識では矛盾のある箇所が出てきたら、既存の知識からサッサと脳味噌を気象モードに切り替えて上書きする……そうしていれば、既存の知識を最大限に活用しつつ気象の効率的な学習ができるのではないでしょうか。

      此処はオープンな場であり初学者の閲覧も多い事も考え、気象予報士の端くれとして、そして此処のOBのひとりとして辛口のコメントになりましたが、ご容赦下さい。

    • #47753 返信
      かねけん
      ゲスト

      「相対湿度は53%から97%へ約40%上昇している。」という記述があったとすればそれは誤りであり、「相対湿度は53%から97%へ約40ポイント上昇している。」とすべきと思います。これは自然科学の分野では常識であり、気象学の分野でも例外ではなく投稿論文がもし前者のように書かれていれば、査読者はほぼ間違いなく修正指示すると思いますし、気象学の流儀だというような言い訳は通用しないでしょう。これは40%RHと書いても同様で、気温が異なる場合は異なる飽和蒸気圧をもとにした相対湿度の値の差をとっているため、40%RHという百分率の分母の定義すら不明確になってしまっています。

    • #47764 返信
      Prometheus
      ゲスト

      仮に、今回の論点が自然科学そのものに関わる問題であれば、より根本的・一般的な概念を優越させるべきという主張には一理あります。例えば、気象分野で大気の状態や運動を記述する理論があるとして、その理論が熱力学や力学の原理や法則と矛盾していれば、修正されるべきは気象分野での理論でしょう。

      しかし、今回の論点は単位の表記法です。これは人が定める決め事です。理系色が強く見えますが、むしろ社会科学の範疇と言えるでしょう。このような事柄は、個別的な決め事によって一般的な決め事が上書きされます。法律には「特別法は一般法に優先する」という原則がありますが、法律も人が定める決め事ですから、それと似ています。

      別の例ですが、交流理論などの電気数学では虚数単位はiではなくjと表記する場合がしばしばあります(恐らく電流のiとの混乱を避けるため)。しかし、それを「本家本元の数学に従ってiと書かねばならぬ!だからjは間違いだ!」などと言う人は居ません。なぜなら、虚数単位をどう書くかは数学や自然科学そのものではなく、人が定める表記法だから。これも個別的な決め事が一般的な決め事をオーバーライドする事例です。

    • #47766 返信
      かねけん
      ゲスト

      気象学において、「パーセント (%) で表された2つの値の差を表す単位としてポイントではなくパーセントを用いる」という個別的な決め事がない場合には、一般的な決め事に従ってポイントを用いることになると思います。

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