- このトピックには5件の返信、1人の参加者があり、最後にいわし雲により7年、 3ヶ月前に更新されました。
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2017年9月24日 23:07 #7631いわし雲ゲスト
初歩的な質問を2つ、どなたか教えて頂ければ幸いです。
問4(2)②:
図9(下)の850hPa面を①で着目した風向の不連続を境界として南北に分けたとき、その南北両側における850hPa面の最大風の風向(16方位)・風速(5ノット刻み)と、相当温位の南側の最大値(3K刻み)と北側の最小値(3K刻み)を答えよ。
解答:
南側 相当温位 345K
質問:
図9(下)北緯35度から北緯34度にかけて閉じた相当温位線がありますが、これは周囲より相当温位が低いのか高いのか図9(上)を含めて見ても私にはわかりません。解答からすると低いことになりますが、どのようにしてそう判断できるのでしょうか?
図9(上)から345Kで囲まれた西から東に伸びている領域が舌湿と思いますがその周辺はそこより相当温位が低いからといった知識からしか解を導きだしなさいということでしょうか?問5(1):
図11から、前線が浜田を通過した時間帯を、1時間刻みの値で答えよ。また、そのように判断した根拠を二つ、合わせて35字程度で答えよ。
解答:
12日2時〜12日3時
風向が西南西から北へ変化し、気温と露点温度が共に約2℃下降した。
質問:
寒冷前線が通過するときは露点温度は必ず下がるものなのでしょうか?
すみません、完全な知識不足です。(余談)
第48回は学科両方免除で実技に臨みましたが、自己採点の結果、力及ばずでした。
第49回に向けて引き続き勉強中です。 -
2017年9月25日 04:57 #7644古久根 敦ゲスト
いわし雲さん,おはようございます.
問4(2)について,図3の850hPa天気図がヒントになります.線分CD上で北緯36度から北緯32度に向かって図3を見てみましょう.気温が下がり湿数が大きくなり,湿数3℃以下の網掛け域もなくなっていくのがわかります.このことは北緯32度に向かって「気温がやや下がる+水蒸気量が減る」ことをあらわし,北緯32度に向かって相当温位が低くなることを意味します.いわし雲さんの書かれた湿舌に関する知識に着眼してもいいです.
また,仮に北緯35度付近の相当温位が高いと仮定すると351Kになりますが,このことと図9(上)から東日本太平洋側は348K以上の相当温位になり,図3の同地域もしくは八丈島付近の気温・湿数と矛盾してしまいます.問5(1)について,一般的に寒冷前線通過後は寒気・低相当温位(乾燥)の空気が入ってきます.絶対ではありませんが,日本海低気圧の場合は大陸側から寒気がやって来るため基本的に乾燥寒気が流入します.一方,露点温度は水蒸気の多さ・少なさを意味します.乾燥した空気が流入すれば露点温度は下がります.
掲示板にも書かせていただいたと思いますが,露点温度という気象要素はとても大切なのでしっかりと理解しておきましょう.テレビなどの気象情報では湿り具合を「湿度」で判断していますが,気温が下がればいくら湿度が高くても水蒸気量は少なくなります.一方で露点温度は気温に関係なく水蒸気量の多さ・少なさを直接的に判断できる要素です.夏場の湿度90%と冬場の湿度90%では体感上もジメジメ具合が全く違いますよね.冬場に湿度90%でジメジメするなと感じる人はいないはずです.
蛇足:ちなみに私の場合,幼い頃からのぜんそく持ちですので,空気中の水蒸気量に敏感です(^0^;) 外に出て2,3回呼吸すると露点温度がどの程度かなんとなくわかったりします(^0^;)
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2017年9月25日 23:34 #7652いわし雲ゲスト
古久根様
ご回答ありがとうございます。
問4(2)について
仰るとおり相当温位が高いと仮定すると345Kのすぐ南の本州と四国を横切る相当温位線が348Kになって図3の湿数と矛盾しますね。
まだまだ図の見方に慣れてないことがわかりました。問5(1)について
寒冷前線が通過する時→乾燥した寒気が流入
露点温度が高い(低い):空気中の水蒸気量が多い(少ない)
よって乾燥した空気が流入→露点温度が下がる
明快な解答ありがとうございます。 -
2017年10月5日 22:30 #7852いわし雲ゲスト
古久根様
たびたびすみません。
問5(1)とよく似た問題がありました。
平成21年度第1回(第32回)実技1
問2(3):
秋田の925hPa面を寒冷前線が通過すると予想される時間帯を3時間の時間幅(例:13日9時〜12時)で答えよ。また、そのように判断した根拠を25字程度で述べよ。
解答:
14日3時から6時
風向が南寄りから西に変わり、気温が下がるため。
質問:
こちらの解答は図7上で露点温度がまだ上昇している時間帯になっています。気づいた限りの第36回の問5(1)との違いは以下です。
第36回問5(1)
・地上観測値に関する問
・7月(夏)
第32回問2(3)
・925hPa予想図に関する問
・2月(冬)予報値が3時間毎しかプロットされてないように見えます。14日6時から露点温度が下降しているようにみえますが、実は14日3時から6時の間に露点温度が下降し始めることが考えられると解釈できるのでしょうか?
それとも単純に寒冷前線通過を判断する材料として、風向の変化の方が露点温度の変化より優先度が高いということでしょうか?何度もすみません。
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2017年10月6日 17:26 #7867古久根 敦ゲスト
いわし雲さん,こんにちは.
「14日3時から6時の間に露点温度が下降し始めることが考えられると解釈できるか?」については解釈できないと思います.3時から6時のどこかで下がったとしても,さらに6時までの間で再度上がらないといけないし,その理由が説明しきれません.
寒冷前線の通過の判断の優先順位としては,(1)風向変化,(2)気温低下,(3)露点温度低下,の順です.また,地上観測以外(925hPaなど高層)では,露点温度低下はあまりアテになりません.なぜならば水平方向の水蒸気量移流に加え,鉛直方向の水蒸気量移流もあるし,凝結・蒸発・昇華・融解などもあるし,地表面に比べかなり複雑だからです.
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2017年10月7日 22:15 #7902いわし雲ゲスト
古久根様
条件により判断材料として使える気象要素が違うのですね。
ご回答ありがとうございました。
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