39回学科専門知識15番について

はじめに フォーラム めざてん掲示板1 39回学科専門知識15番について

  • このトピックには6件の返信、2人の参加者があり、最後にyemeniにより7年、 8ヶ月前に更新されました。
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    • #6531
      yemeni
      ゲスト

      こんにちは!

      偏西風が蛇行しているというのは、月平均天気図のどこから読み取れるものなのですか?

      15番のaの部分です。

      よろしくお願いいたします。

    • #6532
      北上大
      キーマスター

      問題図を添付します。

      問題には平年図が示されていませんが、平年は、同心円とは言いすぎですがもう少し平滑です。
      平年と比べると等高度線の凹凸が激しいことがわかります。

      日本付近の気圧の谷が深く負偏差になっています。
      ヨーロッパ、北太平洋の気圧の谷も深く、それに呼応して負偏差に域があり、逆に気圧の峰の部分に正偏差域があり、北緯40°付近に沿って全周を見ると正負の偏差が交互に現れています。

      このように気圧の谷と峰が入り組んでいることから、偏西風は平年に比べて蛇行していると判断できます。

      • この返信は7年、 8ヶ月前に北上大が編集しました。
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    • #6536
      古久根 敦
      ゲスト

      5400mの等高度線を赤鉛筆でなぞってみてください。その後で北上大さんの解説を読まれると理解が深まると思います。

      明らかにわかるのは、偏西風における長波の波は2つ、弱いのを入れると3つあります。これが偏西風蛇行と言われるもにのです。気象での長波とは大きな波でして、360度ぐるりと回って2〜3つの波しかない波のことです。波の数は、高緯度側の高度が低ければ、低緯度側に凸になっているところの数のことです。正確には波の谷から谷までを1つの波とします。山から山でみてもOKです。


      赤鉛筆でなぞった5400mの等高度線を見てみましょう。これが偏西風蛇行です。偏西風蛇行です。5400mをなぞったのは、問題が中緯度帯に注目しているからです。

      さらに、高偏差、低偏差がありますが、上で述べた、等高度線の凸の状況が平年よりも強まりそう、つまり、偏西風蛇行が平年よりも強そうだということになります。

      まずは赤鉛筆で確認してみてくださいね!

    • #6537
      電球
      ゲスト

      ご無沙汰しております、電球です。
      この問題について、前々から思っていた疑問です。

      「このように北半球規模で正偏差域と負偏差域が
      交互に並ぶ波列状のパターンが卓越する現象」

      は「北極振動」ではない、が正解と思いますが、
      この現象に正式名称(○○振動とか何々配列)は
      あるのでしょうか?

      いろいろ捜索したのですが、わからずじまい。
      ご存知の方がいらっしゃいましたら、
      ぜひ是非、ご教授をお願いいたします。

    • #6538
      Yoshiken
      ゲスト

      電球さん、こんにちは。

      南北流型のようですね。
      以下のページの「偏西風の蛇行」にそのような記述があります。

      http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/haichi4.html

    • #6539
      電球
      ゲスト

      Yoshikenさん、ご無沙汰です。

      なるほど、南北流型か低指数循環ですか。

      気象庁の用語なので正解だと思います、
      問題文の「北極振動」と入れ替えてみて
      しっくりくるか・・・

    • #6541
      yemeni
      ゲスト

      返信遅くなりました。

      皆様詳しい解説ありがとうございます。

      等高度線の凹凸で偏西風の蛇行を読み取るのですね。

      非常に助かりました。

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