解析雨量図に時刻を書け

実技試験の定番問題である「解析雨量による前3時間降水量図」を見て、『雨の降り始め』や『降り終わり』の時間を書かせるお決まりの問題で、しばしばひっかった経験がある。
例えば次のような問題である。
20150103j1

上の解析雨量による前3時間降水図を用いて、次の問に答えよ。
(1)地点Aにおいて、2mm以上の降水があった時間帯を3時間刻みで答えよ。
2mm降水時間帯 15日  時~  時
(2)地点Aにおいて、5mm以上の降水が始まった時刻と降り終わりの時刻を3時間の範囲で答えよ。
5mm降り始め 15日  時~  時、5mm降り終わり15日  時~  時

このような単純な問題だが、分かっているつもりで気をつけていても、勘違いで失敗することが多い。
試しに、各自で解いてみてください。
2mmの降水時間帯を、12時~21時、5mmの降り始めを15時~18時、降り終わりを18時~21時とした人はいないだろうか?
時間の余裕があるときには間違えることは少ないと思うが、試験会場で時間に追われるとついつい間違えてしまうのだ。
ところが、各図の上下に時刻を書き込むだけで勘違いが激減する。
書き込みとは、こんな具合だ。

20150103j2

2mmの降り始めに着目すれば、6時~9時は降水なしで、9時~12時が降水ありなので、降り始めは9時~である。
降り終わりに着目すると、18時~21時には降水がないので、降り終わりはその前であるから、~18時であることが分かる。
同様に5mmの降水は、降り始めも降り終わりも12時~15時である。
つまり、この3時間の間に降り始めて止んでしまったと言うことだ。

図の間に時刻を書き込むだけのことで、勘違いが避けられるのだから、この手の問題に対しては必ず時刻を書き込むことをお勧めする。


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「気象庁」および一般財団法人「気象業務支援センター」とは関係ありません。
記事中で使用している問題文は、一般財団法人「気象業務支援センター」に届けて了解を頂いております。

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