実技試験に役立つ、文房具のヒントをお伝えします。
ただ、人によって好みがありますので、わたしのおすすめを利用するかしないかは、ご自身で判断してくださいね。
セロテープの断片を数枚持っていく。
受験票を机に固定するためです。
2センチほどの長さにカットした断片を数枚、何かに貼り付けて持参すればよいのです。
問題用紙を動かしているうちに、受験票にあたって床に落としてしまうことが良くあります。
落としてしまったら、手を上げて試験官に拾ってもらうことになりますが、時間の無駄です。
また、解答作業中に、落とさないように受験票に気を配るのも無駄な努力です。
もしも忘れたら、コンビニでこんなテープを買うだけの価値がありますよ。
不透明なものさしを使う。
透明なものさしでは、目盛りが読みにくいからです。
不透明なものさしならば、Ymm=約9mmが簡単に読み取れます。
しかし、透明なものさしでは、こんな風に下の線と目盛りが重なって、見づらくなってしまいます。
まとまる消しゴムを使う
実技試験では、解答文を消して修正することがしばしばあります。
文字を消す作業が時間を浪費してしまいます。
そこで、おすすめしたいのがまとまるタイプの消しゴムです。
[ KOKUYO コクヨ ] 消しゴム プラスチック消しゴム RESARE<リサーレ>プレミアムタイプ … |
実際に使ってみると、こんなに性能が違うのかと、びっくりすると思いますよ。
ぜひ、128円を投資して、試してみてください。
実技試験は時間との戦いになりますから、消しゴムの性能は馬鹿になりません。
『プラスチック消しゴム<リサーレ>』には、いくつか種類がありますが「プレミアムタイプ」ですよ。
間違えないようにね。
また、このシリーズの消しゴムは、白のほか、黒、ピンク、ブルー、バイオレット、オレンジ、グリーンととてもカラフルですから、選ぶのもちょっと楽しいですよ。
別に、コクヨの回し者ではないけど、消しゴムの紹介でした。
シャープペンシルは0.7mm芯の2Bを使う
これこそ、好みの問題なので、合わない人は使わないでくださいね。
通常は、0.5mm芯を使っていると思いますが、0.7mmの方が筆圧が小さく書けます。
芯の濃さを2Bにすることで、さらに筆圧が小さく書けて消しやすくなります。
ただし、試験要項にはHBと指定されているので、厳密に言えばルール違反になりますので、自己責任のもと自己判断で実行してください。
過去に、鉛筆の芯の濃さが不正だとして、注意されたり、摘発された話は聞いたことがありませんが、厳密なルール解釈によれば違反なのです。
コンパス
コンパスで中心位置を描き写す
コンパスも持ち込み許可品の中に含まれていますので、持参しましょう。
地上低気圧中心位置を、500hPaの天気図に描き写す作業がしばしばあります。
一般的には、トレーシングペーパーで描き写すか、緯度線と経度線を頼りに目分量で位置決めをしているのではないでしょうか。
中心位置決めだけなら、コンパスを使うのが一番早くて正確です。
この例では、北緯30度の東経120度(緑色)と東経150度(赤色)の2点を中心にして、低気圧中心を通る円弧を描きます。
上の図では説明のために、不必要に長い円弧を描きましたが、実際には1cmも描けば十分です。
色も黒でいいんですよ。
これと同じ円弧を500hPaの天気図に記入すれば、地上低気圧中心位置が正確に写し取れます。
一度試してご覧なさい、本当に簡単で驚きますよ。
百均の文房具コンパスで十分です。
コンパスを持っていなかったら、すぐ買いに行きましょう。
マーカーか色鉛筆か
これも、好みが分かれるところですが、色鉛筆のほうが良いような気がしています。
マーカーは軽く描けて発色が良いので見やすいし、とてもよいです。
だけど、ちょっと間違えてしまうと消せませんから、その部分がとても見づらくなってしまいます。
色鉛筆なら、筆圧によって濃淡の表現ができるし、消そうと思えばある程度薄くできるので、安心して使えるのがメリットです。
分度器は持ち込み禁止です
以前は『定規』と表現していましたが、現在では『ものさし』に変わっています。
分度器は明らかに禁止されており、机上におくと注意されます。
しかし、三角定規は微妙なところです。
でも、『ものさし』でないことは明確ですから、控えたほうが良いでしょう。
これも違反ですよ。
でも、注意を受けずに机上に出している人がいましたけどね。
忘れ物がないように前の日に準備しておきましょうね
受験票や、SUICAなども当日の朝に、バタバタすることがないように。
また、午前の学科試験から実技まで受ける人は、お弁当を持って行きましょう。
時間が足りないから、外に出ると遅刻する危険があります。
コンビニのおにぎりでも良いので、教室で食べられるお昼を持参しましょう。
では、体調に気をつけて、実力を発揮してください。
コメント
試験の前々日に消しゴムとコンパスを買いました。
消しゴムは本当にびっくりするくらい性能いいですね。
特に消しカスがまとまるのが素晴らしいです。
自分、ファミレスとかで勉強することも結構あって、消しカスでお店汚すのがすごく嫌いなんで苦労していました。
もっと早く使えば良かったです。
それから、コンパスは一度も使ったことがなく、必要性も感じていませんでしたが、なんとなくショッピング感覚で買いました。
コンパス持ってる方が気象予報士っぽいかな~、みたいな(すいません、まだ只の受験生です)。
そしたらなんと!今日の試験で使いました!
実技1の「低気圧は12時間後、北緯何度、東経何度に進むか」という問題です。
定規で苦労するよりも、はるかに短時間で確実に解けました。
貴重な紹介、本当にありがとうございました。
>Yoshikenさん
拙者も、まだ新人気分なんですが・・・
掲示板への古久根さんのコメントを読むたびに
自分はアマちゃんだなあと、反省しきりです。
拙者は毎夏に記述(結構ボリュームの)試験を
受けておりましたので、実技試験での記述式は
あまり苦にはならなかったですが、時間だけは
本当に決定的に、足りなかったですね・・・
1週間後には、業務支援センターのサイトに
今回の試験問題がアップされるでしょうから、
早速やらねば・・・
>電球さん
早いものでもう前回から5ヶ月たったんですね。。。
私もずっと新人気分でいますが、そろそろ新人で
なくなるんですね。
学科の方はマーク式であり1問あたりの持ち時間が
4分なので、壊滅的にコンディションを狂わす人は
多くないと思います。
この4分を短いと思うか長いと思うかは人それぞれですが、
厄介な計算でなければ短くは無いと思います。文章問題
ならば、わかる問題は2分くらいあれば判断つくでしょう。
逆にわからない文章問題は4分かかってもわからないと
思います。
また、マーク式自体は大学受験や他の資格試験でも採用されて
いるので馴染みはあるでしょう。もちろん緊張でド忘れという
事態もあるので何とも言えませんが。
が、実技は記述式であり、多くの人は大学受験の
2次試験以来ではないでしょうか。
私大の中には記述式がないところもありますので、
そういう人ですと高校の定期テスト以来かも
しれません。また、理系でも2次試験は英数理で
ある場合が多く、国語のような「○○字以内で」
という試験を体験してしない人もいるでしょう。
実技のほうはコンディション的にも曲者だと
思います。
第47回試験が明日ですね。
記事で紹介されている消しゴム(コクヨの)は
非常に使い勝手がいいです。拙者も愛用中です。
ちなみに、シャープペンは0.7mmのBです。
試験本番はベストパフォーマンスを出しきるのが
理想ですが、現実はなかなかうまくいかないもの。
そんな時は、ベターの積み重ねでいきましょう。
皆様のご武運を祈念いたします。
コンパス、役立ちました!!
実技1で台風の12時間ごとの中心位置を示せ、という問題がありました。
北上さんの方法で写し取れました。
コンパスで経度を測っての移動距離計算はやっぱり苦手。
時間との戦いで何が何だかわからなくなりました。
どんぐりさん、おはようございます。
コンパス情報が活きたようでうれしいです。
あまり活用されていませんが、トレーシングペーパーよりも速いと思います。
実技は時間との戦いになりますよね。
良い結果を期待しています。