tyさん、こんばんは。
>降水時(往路)は温位が上昇し
降水することによって水分が計算系の外に出てしまうので、凝結熱相当の温位が上昇します。
>雲が発生するだけで降水しないとき(復路)は温位は変化しない。
>雲が蒸発する際の気化熱で温位がもとの値にまで下がるということでしょうか。
そのとおりです。
気化熱と凝結熱は同エネルギー量ですから、いわゆる『行って来い』で元に戻ります。
>なぜぴったり同じ値に戻る(Θ2=Θ3)とわかるのでのでしょうか?
雲を発生させた凝結熱が、雲の蒸発によって同量のエネルギーが打ち消されます。
だから、何もなかったことと同じなのです。
>特に復路の場合にエマグラム上でどのような動きになるのか
点Bから乾燥断熱線に沿って上昇し、飽和に達したら、雲を発生させながら湿潤断熱線に沿って上昇して、山頂の高度まで上昇します。
山頂からは全く同じラインを逆に下って、点Aに到達します。
点Bと点Aはエマグラム上では同じ位置になりますので、同じルートを往復することになります。
エマグラム作図に時間がかかるので、出来たら後日ここに掲示します。