問題の図では、
(1) 等高度線は日本列島の西側(東シナ海~朝鮮半島あたり)で南に張り出している
(2) 日本列島の西~北(ユーラシア大陸東部)が陰影部(=負偏差域)となっている一方、東側(東経180度北緯45度付近)に正偏差極大(プラスの記号)がある
となっています。このように日本列島の西側に気圧の谷が位置する気圧配置は『西谷型』と呼ばれ選択肢(c)の記述のように南から暖かく湿った空気が入りがちで日本付近(特に太平洋側)の天気が悪くなります。
参考:来週は寒い 続いた西谷から東谷で寒気南下(饒村曜)
リンク先にも解説がありますが、問題の図とは逆に気圧の谷が日本の東側に位置する気圧配置は『東谷型』と呼ばれるもので『西谷型』と対照的な性質を持っています。また、問題の選択肢(b)は『東谷型』の特徴に関する記述。
対策としては『西谷型』と『東谷型』を対比させて天気の特徴や相違、天気図での見分け方を理解するのが良いと思います。