気象警報について

[わかやま]

こんばんは。わかやまです。

基本的な質問で申し訳ございません。２点質問をお願いします。

・気象とは、大気現象の略でよろしいでしょうか？

・気象警報とは、大雨警報、大雪警報、暴風警報、暴風雪警報の４つを指すということで間違いないでしょうか？
また、そうであればそれ以外の洪水警報、波浪警報、高潮警報は大気そのものが直接の原因ではないため、気象警報にふくまれないという考えでよろしいのでしょうか？

どうぞよろしくお願いします。

[KapokX]

わかやま様

KapokXと申します。
ご質問の意味が良くわからなくてすみません。
気象庁の警報注意報のページのリンクを張りました。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/warning.html
この中に、答えはないでしょうか？

[古久根 敦]

わかやまさん，おはようございます．

ご質問の内容は法律上の決まりになります．

KaproXさんご紹介の気象庁のホームページはとても大切な情報が掲載されていますから，一読されることをお勧めです(^.^)

しかし，一つ注意があります．気象庁の上記ページでは冒頭で「このページでは、大雨、洪水、高潮など気象等に関する特別警報・警報・注意報（ここでは「気象警報・注意報」といいます）について解説しています。」とあります．

この意味は，「法律とは異なるけれど」このホームページでは便宜上大雨、洪水、高潮など気象等に関する特別警報・警報・注意報のことを気象警報・注意報と呼びますよ，という意味です．

では，いただいたご質問について．

１．気象業務法第二条1では，この法律において「気象」とは、大気（電離層を除く。）の諸現象である，と定められています．もちろん，法律上の定めとしての話．気象は大気現象の略として考えればよく，大気水象・大気じん象・大気光象・大気電気象の4つが含まれます．

一方，気象業務法第二条3では「この法律において「水象」とは、気象又は地震に密接に関連する陸水及び海洋の諸現象をいう。」とあります．大気水象と，第二条での水象とは全く別のものですので，ご注意ください．単に水象といえば，高潮・洪水・波浪・津波などのことをいいます．

２．上記の通り，洪水・波浪・高潮は気象ではなく水象ですから気象警報・注意報にはなりません．気象の場合は，大雨・大雪・暴風・暴風雪を含めて気象警報といいますが，水象の場合は，水象警報という呼び名はなく，洪水警報，高潮警報，波浪警報というように個別に呼びます．また，気象警報と気象注意報では含まれる種類に若干の違いがあります．

このことは，「気象庁予報警報規程」という法律上の規定に従っています．
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19530220002/k19530220002.html

(気象注意報及び気象警報の種類)
第十一条　気象注意報は、風雪注意報、強風注意報、大雨注意報及び大雪注意報並びに雷、霜等の現象名を冠した注意報とする。
２　気象警報は、暴風警報、暴風雪警報、大雨警報及び大雪警報の四種とする

また，同様のことは，気象業務法施行令の第四条でも読み取れます．
http://www.houko.com/00/02/S27/471.HTM

昨今では特別警報について法律改正が行われていますから，上記のように，ネット上で公開されている最新の法律文面で勉強されることをオススメします．法律は生ものですから(^0^;)　現在市販されている参考書では法律文面は古くなっています．

[わかやま]

KaproX様、古久根 敦様

おはようございます！お返事ありがとうございます。

お二人のお返事をいただいて思ったことは、自分自身でどこを見れば根拠を探せるかということが
まだまだ未熟だということです。
まずは気象庁のホームページを確認するというKaproX様のアドバイスはとても基本的な事だと改めて
感じました。
KaproX様のアドバイスは学科試験の学習を大切にしなければいけないよ、というこれも予報士を目指す上で
基本的なものだと感じました。
最近は実技の事例演習のみになっており、学習が偏っているかもしれません。
お二人にアドバイスを参考に、今後もがんばりたいと思います。
お忙しい中、アドバイスをいただきありがとうございました。

[わかやま]

古久根 敦様

申し訳ございません。先ほどの

KaproX様のアドバイスは学科試験の学習を大切にしなければいけないよ、というこれも予報士を目指す上で
基本的なものだと感じました。

は古久根 敦様へのお返事になります。

失礼いたしました。

[投稿者]

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