湿潤域と湿潤層

はじめに フォーラム めざてん掲示板1 湿潤域と湿潤層

  • このトピックには7件の返信、1人の参加者があり、最後にあきらにより5年、 10ヶ月前に更新されました。
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    • #8994
      とうり
      ゲスト

      前から気になっていたこと。前者は、湿数3℃以下の地域、後者は湿数6℃以下の気層(49回実技2問1)。これに見るように、前者が700hPa高層天気図、後者がエマグラム。いままで、エマグラムでも、湿潤域としていた(かん違いか)ような。ということで、使い分けなさいということでしょうか。ご教授、お願いします。

    • #8996
      あきら
      ゲスト

      とうりさん、
      一般的な湿潤域は湿数3℃以下で変わりないと思います。この問題では恐らく何かしらの都合で(例えば解答しやすくするとか)、6℃以下とこの問題だけで定義していることと私は解釈しました。
      問題文でも、
      「ただし,ここでは湿数6℃以下の気層を湿潤層とする。」 ”ここでは”と言ってますよね。

    • #8997
      ウルトラゾーン
      ゲスト

      湿潤「域」は、ある平面的な広がり、または空間的な領域が湿潤であるかどうかを示す時に使い、
      湿潤「層」は、大気を鉛直方向に見た場合に湿潤である高さ(hPaやm)の範囲=層、を示す時に使う
      という回答ではどうでしょうか?

      エマグラムでは1地点の鉛直方向の情報しか得られないので、その地域周辺が全て湿潤かどうかは700や850天気図などの湿数データを見ないと何とも言えません(ある程度の推測はできるかとは思いますが)。なので湿潤域ではなく湿潤層を使うと考えればいいのではないかと思います。

      「6℃以下を湿潤とする」という事については、あきらさんと同意見です。
      49回実技2問1では、(ウ)の鉛直プロファイルにおいて、(ア)や(イ)と区別するために980~740hPaあたりの気温と露点温度がやや開いたところも湿潤と言わせたかったんでしょうね。
      湿潤というのは明確な定義がある訳ではなく、暗黙の了解みたいな感じで(←こう言っていいものかはわからないけど)湿数3以下を湿潤として、そこに網掛けをして見やすくしているだけだと思います。なので網掛け以外の領域が湿潤ではないと考えてはいけない!気温によっては湿潤と言えるかもしれない!という認識が必要なのではないかと思います。
      ただ、今のところ試験では基本的に湿数3℃以下を湿潤として解答すればいいという認識です。もしもそれ以外の場合は、49回実技2問1のように設問内に「湿数6℃以下を湿潤とする」のように仮定条件が示されるはずです。

      まとめとしては・・・
      いちおう湿数3を湿潤の目安としつつも、気温によって空気塊が含むことができる水分量は違うので臨機応変に考える。みたいな感じで

    • #8998
      あきら
      ゲスト

      ウルトラゾーンさん、
      はい。おっしゃる通りかと思います。鉛直分布では「層」がいいですね。
      湿数3℃以上でも水蒸気が含まれているので完全な乾燥気塊ではないのですが、700hPa湿数分布の図を用いて低気圧の盛衰などを解答する場合は、3℃以下の網掛けを湿潤域、それ以外を乾燥域(ほんとは相対的に乾燥)として私は解答を作っています。例えば 乾燥域が低気圧中心まで回り込んで流入している など。

    • #9000
      ウルトラゾーン
      ゲスト

      そう言われれば、私も温帯低気圧のステージ判定などでは、湿数の網掛けでない白いところを乾燥域と書いてますね。

    • #9003
      とうり
      ゲスト

      あきら様、湿数3℃以下は、気象庁が何らかの根拠にて、数値を出して、「湿潤域」と定義したのでしょうか。700hPa高層天気図で表記。wet area は英語表記。この図では、「湿潤層」の「層」とは見えない。そうすると、エマグラムでは、先の実技では、ある範囲に広げて、湿数6℃以下の気層として、「湿潤層」、wet layer。ウルトラゾーン様、「ゾーン」も、英語表記で使われそうですが、出てこないようです。700hPaでは、書かれているように、ある範囲(ひろがり)の「領域」を「湿潤域」と考えているのでしょうか。そうすると、3℃の条件をひろげると、「SSI]の判定にも影響がでてきそうです。私は、エマグラムで、何となく、「湿潤層」を狭い(鉛直方向に)、「湿潤域」を狭い範囲ではなく、気層全体に考えていました。

    • #9004
      とうり
      ゲスト

      その後、「高層天気図」を調べました。湿潤域(wet area)、湿数が3℃以下の地域(700hPa;
      2700~3100m)で雲が発生している可能性が高い、ということで雲の位置がわかること。計算によって湿数の数値から、雲の発生条件を検討したようにない(ように思われます)。

    • #9005
      あきら
      ゲスト

      とうりさん、
      仰るように3℃以下の領域は、雲の発生領域との対応がよいので統計上なのか経験上なのかわからないのですが3℃を境にしているようですね。AUPQ78という高層図は700hPaと850hPaの湿数3℃以下の領域を比較できます。各々700hPa面、850hPa面での湿潤域を表示しています。なので一致はしていませんが、同じ場所、区域が網掛けになっていれば雲が厚いのだろうと推定できます。これと衛星画像を比較してみるのも面白そうですね。

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